はじめての障害者雇用~事業主ためのQ&A~
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94 職場定着のための取組3 募集活動・社内支援の準備2 採用計画の検討・採用の準備1 障害者雇用の基礎理解1 障害者雇用の基礎理解を受け入れ、個々の特性が活かされることで企業の競争力に活かそうという考え方で、組織の開発に欠かせない視点のひとつであり、障害者雇用も同様に考えていく必要があります。実行計画には、「障害者等の希望や能力を活かした就労支援を推進し、障害の特性等に応じて活躍できることが普通の社会、障害者と共に働くことが当たり前の社会を目指していく必要がある。」と盛り込まれています。 障害者を雇用することにはさまざまなメリットがあります。 企業のトップから、例えば以下のような声をうかがっています。障害者本人が戦力として活躍しているというだけでなく、企業全体の職場環境の改善や業務効率化につながったという声が多くありました。(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構 平成31年3月発行「障害者の職場定着と戦力化」より●ダイバーシティ&インクルージョン(多様な人材の活用) 社員一人ひとりが持つさまざまな違い(性別・国籍・年齢・学歴や職歴など)●働き方改革実行計画 平成29年3月28日に政府の働き方改革実現会議で決定された働き方改革障害者雇用のメリット●企業トップが語る障害者雇用のメリットトップの声1 障害者が戦力として活躍しているトップの声2 職場環境の改善につながったなく信頼できる。てくれる。もつながった。・ 会社にとって、なくてはならない戦力となっている。・ 仕事ぶりはゆっくりだが、丁寧なので、間違いが少・ 勤怠が安定しており、一定の作業量を確実にこなし・ 地道な作業に真剣に取り組んでくれる。・ 人手不足の中、戦力として会社を支えてくれている。・ 障害者が働きやすくなるよう行った環境整備が、障害のない社員の働きやすさに・ ひたむきな姿勢を周りの社員が応援することで、職場全体の雰囲気が良くなった。・ まじめな勤務態度や仕事ぶりがほかの社員へのよい刺激となっている。

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