はじめての障害者雇用~事業主のためのQ&A~
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1103 職業上の配慮〇本人のスキルや特性に応じた環境整備・できる仕事は何か、苦手な仕事は何か等を把握した上で、本人の適性に応〇職場のルールや文化の視覚化・明確化・職場において確実に守るべきルールは、文章やメモにして図表などで具体的に示す、上司や同僚に対する接し方については、それぞれの役割を明示し、モデルを示すなどの方法があります。〇段取りや先の見通しの明示・変化に対する不安を軽減するには、作業時間・工程を予め確定し伝える(残業や納期の変更は早めに指示する)、メモを取って復唱させるといった方法があげられます。〇健康の維持・発達障害のある人が仕事を長く安定的に続けていくためには、身体的・精〇キャリア形成と雇用管理・仕事の経験を通じて熟達化したり、可能な担当業務が拡大したりする人もじた配置をすることが大切です。・感覚の偏りがある人もいます。過敏がある場合、刺激の少ない環境を設ける、鈍麻(疲れに気づかない等)があれば必要に応じて気づきを促すなど、安定して仕事ができるよう配慮する必要があります。・メモ帳や手帳などを利用して、担当作業をリストアップし、優先順位を明示する方法が有効です。神的な健康を維持することが必要不可欠です。・疲れやストレスが溜まっているときは、適切に対処し、自身で体調管理をするよう促すことや、自身で体調管理ができるように職場の担当者等からも配慮することが大切です。います。・企業では働く本人の意向、技能、体力等を確認し、状態に合わせて仕事の幅を広げたり、配置転換するなどキャリア形成の視点を持つことが重要です。

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