はじめての障害者雇用~事業主のためのQ&A~
116/172

検 索障害者雇用マニュアルコミック版 No.6高次脳機能障害者と働く就職困難性の高い障害者のための職場改善好事例集-精神障害者、発達障害者、高次脳機能障害者-(平成27年度)NIVR マニュアル 事業主114パターン化できる職務に関しては作業手順書を用意します。パターン化できない職務の場合は、作業に取りかかる前に、これからやることのリストや順序を紙に書きだして整理するよう本人に促し、その内容を一緒に確認するとよいでしょう。周囲の騒音に対してイライラしがちな場合は、作業場所を静かな場所に変更するといったように、原因が特定できる場合は環境調整で対応します。問題解決が難しい場合は、職業リハビリテーション機関などの専門機関に相談するとよいでしょう。病気や事故の前と変わりなく保たれている側面と障害のある側面が一人の中に混在するため、本人と周囲の双方にとって、全体像の把握が難しいことがあります。職務能力について、本人と周囲との間に認識のずれが生じる場合は少なくありません。負担の少ない仕事から始め、少しずつ職務の幅を広げてみることなどを通して、お互いの認識をすり合わせていくとよいでしょう。4 資料〇遂行機能障害〇社会的行動障害【相互理解のために】

元のページ  ../index.html#116

このブックを見る