はじめての障害者雇用~事業主ためのQ&A~
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4 職場定着のための取組3 募集活動・社内支援の準備2 採用計画の検討・採用の準備2 採用計画の検討・採用の準備1 障害者雇用の基礎理解要件4(資格・スキル)時間頻度施設設備要件2(理解・判断)要件3(コミュニケーション)適否作業名作業内容(工程等)要件1(身体負担)持っている力(強み)を活かせる職務、企業にも貢献できる職務を新たに創出して選定するなど、柔軟に考えることが大事です。 障害者が従事する職務内容は、具体的には採用が決定した障害者の障害特性や本人の希望などを踏まえて確定することになります。その際には、以下の「職務内容の創出の方法」に従って検討するとよいでしょう。 なお、職務内容の検討については、ハローワークや地域障害者職業センターなどの支援機関の助言を受けるとよいでしょう。 ⇒参照:巻末「施設連絡先一覧」 まず、社内の仕事の内容や要求されるスキルなどを、社内の各部署や各作業担当者へのヒアリングなどを通じて細かく確認してみましょう。確認にあたっては、下の<職務選定のための整理表>を活用してみるのもよいでしょう。 なお、清掃、ランドリー、社員食堂の運営など、外部委託している業務を含めて見直しを行い、職務内容の選定の検討に加えることも一考です。<職務選定のための整理表>参 考職務内容の創出の方法(社内の職務を詳細に確認し選定する)30<既存の職務から従事する職務を選んだ企業の事例>1 業種    医療機器の製造業2 雇用場所  製品の生産工場3 社員数   190人4 障害者の雇用状況と経緯 法定雇用障害者数は4人。経理部に内部障害者を1人雇用しているが、あと3人の障害者を工場で新規雇用することを目指している。事務部門では身体障害者の雇用を想定して募集活動を始めたが、適当な人材が確保できなかった。ハローワークの助言で、採用を予定する障害者の範囲を限定せず、製造現場での雇用を目指すこととし、職務を再確認した。

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