4 職場定着のための取組3 募集活動・社内支援の準備2 採用計画の検討・採用の準備2 採用計画の検討・採用の準備1 障害者雇用の基礎理解(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構 平成29年3月発行 調査研究報告書 No.133「精神障害者及び発達障害者の雇用における職務創出支援に関する研究」より 障害者の担当職務を創出する方法として、知的障害者の雇用を契機に考えられた「切り出し・再構成モデル」というものがあります。このモデルは、知的障害者以外の障害者にも幅広く有効なものですが、障害者が従事する職務を限定的なものにせず、能力等に応じてさまざまな職務に従事できるようにするためには、さらなる視点を加えていくことが必要です。そこで、障害者の持つ多様性等をさらに考慮した「積み上げモデル」「特化モデル」という職務を創出する方法もとられるようになっています。 なお、これらの3つのモデルは独立したものではなく、この3つのモデルを必要に応じて選択し、組み合わせて活用することにより、障害者のさらなる能力発揮、キャリア形成を促していくことが期待できます。 この方法では、障害者の職務の創出以外に、例えば介護現場であれば、介護職が行っている仕事のうち、清掃作業を障害者の職務とすることにより、本来取り組むべき介護の仕事に専念できるようになるといった効果もあります。「切り出し・再構成モデル」 その職場に存在する定型反復的な作業を探し出した上で、これを切り出し、再構成することにより、障害者の職務を創出する方法です。32職務内容の創出の方法(「切り出し・再構成モデル」「積み上げモデル」「特化モデル」を組み合わせる)
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