はじめての障害者雇用~事業主ためのQ&A~
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4 職場定着のための取組3 募集活動・社内支援の準備2 採用計画の検討・採用の準備3 募集活動・社内支援の準備1 障害者雇用の基礎理解肢体不自由者・ 試験場所まで公共交通機関を利用する場合は、経路やバリアフリーの状況を知的障害者・ 職業能力だけでなく、生活習慣は整っているか、協調性があるかなども把握し精神障害者・発達障害者・緊張しやすい人に対しては緊張を解きほぐすような雰囲気を作る。・ 職務遂行能力だけでなく、生活習慣は整っているか、協調性があるかなども採用面接時の留意点確認する。・ 自家用車を使用する場合は駐車スペースを確保する。・ 車いす使用者の場合は、試験場所やトイレのバリアフリー状況を確認する。・ 上肢障害や言語(発語)に障害がある場合は、面接・試験時間を長くするなど配慮する。たほうがよい。・ 本人との面接だけでは職務遂行能力、就職に対する態度や考えなどが把握しにくい面もあるため、面接には家族、支援機関の担当者、学校の担任教諭などの同席を得て、補足してもらうことも有効。把握したほうがよい。・ 通院や服薬が必要な人はきちんとできているか、調子が悪くなった時に適切に主治医などに相談できるか、医療機関のサポートが受けられるかなども把握した方がよい。・ 本人への面接に加えて、本人を支援している支援機関の担当者の同席を得て、障害特性や配慮事項などを把握することも有効。 採用面接にあたっては、企業の担当者から「障害のことについて質問してもよいのだろうか?」などの声が聞かれます。障害に関する情報は個人情報の中でも特に取扱に注意を要するセンシティブ情報になりますから、必要以上の質問は控えるべきです。 しかし、雇用した場合の担当業務を決めたり、雇用後に企業による支援や環境整備を行うためには、本人の状態を知っておくことが必要ですので、本人の同意を得た上で必要な情報を収集・確認することがよいでしょう。また、障害の種類や程度で採否を決めるべきではないことに留意して、面接を行うことも必要です。47

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