はじめての障害者雇用~事業主のためのQ&A~
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48<面接の具体的な進め方(例)> 応募者(本人)は、求人票や企業のホームページなどだけでは、職務内容などについて十分にイメージしにくい場合もあるので、最初に企業側から「企業の概要、企業にはどんな仕事があるか、どんな仕事をしてもらいたいか」などを説明し、企業で働くことのイメージを高めてもらうことが大事です。その上で以下のことに留意し面接を進めます。・ 慣れない場面で緊張しやすく、うまく質問に答えられない場合は、リラックスできるような言葉かけを行い、緊張を解くことから始める。・ 面接を行う企業側の人数は多くならないようにし、質問者は極力1人にまとめる。・ 必要に応じて家族、学校の先生、支援機関の担当者などを同席させる。・ 障害状況などを確認する理由をきちんと伝える(配属先や担当業務を決めるため、働きやすいよう職場環境を整えるため、職場でのサポート体制を整えるため)。・ 職務遂行や職場生活において「できること」「制限があること」「配慮が必要なこと」の視点で確認する。・ 時間に余裕を持って回答を急がせない。・ 採用後に企業に配慮・支援してほしいこととその理由を確認する。・ その人が持つ人間としての魅力を引き出すという姿勢で臨む。

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