はじめての障害者雇用~事業主のためのQ&A~
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玄関など出入口トイレ・洗面所箇所・車いす使用者には段差解消のためにスロープなどを設置します。・スロープの設置が難しい場合は、簡易スロープ(携帯スロープ)を使うこともできます。・車いすを使用していない下肢障害者の中には、かえってスロープが使いづらい場合もあり階段と併用した方がよいでしょう。・車いすを使用していない下肢障害者の場合、段差の大きい場所に踏み台や手すりを設置するとよいでしょう。・肢体不自由者にとっては扉が開き戸の場合、開閉時に身体をかわしにくく、開けづらいので、引き戸の方が望ましいでしょう。出入口と扉・扉の幅は車いす使用者、両杖使用者が通ることを考慮する必要があります。・通常のトイレのスペース(1畳程)では車いす使用者の使用は困難ですが、介助が必要でない歩行困難者であれば、手すりを付けることで使用可能となります。・車いす使用者が使用するにはトイレスペースの横幅を広くとる必要がありますが、現行の2つの便房を1つにして間仕切りを撤去することでスペースを確保する方法があります。・車いす使用者の場合、車を降りたあと玄関口まで危険・負担が無いよう、駐車場所に配慮します。できれば降雨時を考慮し、屋根のある駐車スペースが望ましいでしょう。駐車場・車の乗車の際、車いすの出入れを考慮し、運転席側は余裕のあるスペースを作ることが望ましいでしょう。内容65スロープの設置車いす用トイレ屋根付き駐車場設備改善の例設備改善(バリアフリー化)の箇所の例バリアフリー化の

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