はじめての障害者雇用~事業主のためのQ&A~
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◆聴力が弱い → 筆談、メール、手話などの手段や集音器などの支援機器を活用する◆相手の言った話の内容を理解できない → 説明者がポイントを絞り長くならないように説明する、または用紙に◆大勢の中で話を聞くことが苦手 → 時間をとり静かな場所で個別に説明する◆すぐに答えられない、言葉が出ない → 本人が話せるように時間をとる。紙に書いて表現してもらう。本人が70障害の有無にかかわらず、社内においては「コミュニケーションが得意な人」「コミュニケーションが苦手な人」という声はよく聞かれます。コミュニケーションには、聞こえの特徴などのほかにも「自分から話はできるが人の話が聞けない」「言葉は出にくいが相手の言ったことはしっかり聞いて整理できる」など人それぞれさまざまな特徴があります。特徴の一部や印象だけで本人のコミュニケーション全体の特徴を判断するのではなく、本人や支援機関からの情報も参考にしながら、それぞれの特徴を活かした仕事の進め方について配慮していくことが大事です。書いて説明する話しやすい落ち着いた場所を設定して説明する進めます。・ 必要に応じてふり返りの場への支援機関の同席を依頼します。 〇支援機関との連携が行われていない場合・ 企業による支援を主体的に行っていたが、支援方法に不安があり、支援機関の助言を得たい場合は、本人の同意を得た上で、支援機関に支援の協力を依頼するとよいでしょう。 〇コミュニケーションに関する留意点<コミュニケーションが苦手な場合の要因(課題)と配慮事項の例>●職場定着のための支援機関との連携 〇ジョブコーチ支援など支援機関との連携により支援を進めている場合・ 職場定着の状況などの情報を共有し、支援機関から助言を得ながら支援を

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