R3障害者職業生活相談員資格認定講習テキスト(デジタルブック版)
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112第2章 障害者の雇用管理上の留意点7おわりに -相談員が一人で抱え込まないことの重要性ー中央法規(2010)6)D・メァーンズ(著)岡村達也・林幸子・上島洋一・山科聖加留(訳)諸富祥彦(監訳):「パーソンセンタード・カウンセリングの実際 ロジャーズのアプローチの新たな展開」コスモス・ライブラリー(2000)7)Mehrabian, A., & Wiener, M. (1967). Decoding of inconsistent communications. Journal of Personality and Social Psychology, 6(1),p109-114.8)宮田正夫(1990).コミュニケーション, 國分康孝(編)カウンセリング辞典, p.193-194. 誠信書房9)中村洸太(編著):「メールカウンセリングの技法と実際 オンラインカウンセリングの現場から」川島書店(2017)10)杉原保史・宮田智基:「SNSカウンセリング・ハンドブック」誠信書房(2019)11)日本学生相談学会:「遠隔相談に関するガイドライン」(2020)12)日本学生相談学会:「学生相談において、遠隔相談(Distance Counseling)を導入する際の留意点」 (2020)以上、相談員がカウンセリングを行う際の基本的な技術について説明してきました。このようにクライエントへカウンセリングを行うには、技術も重要ですが、相談員のメンタルヘルスの維持も重要です。相談員が主にカウンセリングを行うという体制であっても、カウンセリング場面で扱われた問題にチームで取り組んでいくことが必要かつ有効である場合が少なくありません。守秘義務とのバランスに留意しつつ、相談を受けた相談員が一人で抱え込まないですむ職場の体制を作っていくことが重要となります。(若林 功)【参考文献】1)F・P・バイステック(著) 尾崎新・福田俊子・原田和幸(訳):「ケースワークの原則(新訳版) 援助関係を形成する技法」誠信書房(1996)2)國分康孝:「カウンセリングの技法」誠信書房(1979)3)空閑浩人:自己覚知, 社会福祉用語辞典,ミネルヴァ書房,p.125.(2013)4)アレン・E・アイビイ(著) 福原真知子・椙山喜代子・國分久子・楡木満生(訳編):「マイクロカウンセリング “学ぶ-使う-教える”技法の統合:その理論と実際」川島書店(1985)5)松山真:相談援助の展開過程Ⅰ,社会福祉士養成講座編集委員会(編)「相談援助の理論と方法Ⅰ」表2 オンライン相談の形態ごとの特徴・留意事項メールでの相談Line等のチャットによる相談ZoomやSkype等でのビデオ通話による相談・相談員・クライエントともに返信に時間がかかることもある。・長文になりすぎないようにする必要がある。・メールが長文であったり、表現に情緒的なニュアンスが伝わりにくいことで、誤解が生じる場合がある。・通信内容は暗号化されておらず送信ミスも生じる可能性があり、第三者に漏洩するリスクがある。・メールと同様に文字を中心としたコミュニケーションに加え、絵文字・スタンプといった機能がある。・相手のスタイルやテンポ、文章量に合わせ、共感的・支持的なメッセージをはっきりと言葉やその他のツールで伝える必要がある。・必要に応じて絵文字・スタンプを使用する。・行き違いやタイムラグに対応する必要がある。・感情の反映に加え、対話をリードする質問が有用となる。・機材の有無・整備状況について確認する必要がある(Webカメラ、ヘッドセットマイクなど)。・インターネット接続のセキュリティ面での確認が必要である。・相談に適した環境かどうか双方とも確認する必要がある(通信状態、映像の画質、明るさ、音声(音漏れ)、大きさ)。・明瞭に話し、相槌やうなずきをきちんと行い、傾聴していることがより明確に伝わるようにする。注)参考文献9)~12)を参考に作成。第2章 第10節

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