R3障害者職業生活相談員資格認定講習テキスト(デジタルブック版)
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118第3章 障害別にみた特徴と雇用上の配慮ターを駆動輪に組み込んだ簡易型電動車いすや補助動力付き(パワーアシスト型)車いすが開発され、普及しています。さらに、モジュール型車いすが普及し、試乗してみて不具合な点を短時間で手直しすることが可能になり、最適な車いすを取得しやすくなりました。① 車いすの種類と特徴 ひと言で車いすといっても実際にはたくさんの種類があります。手動型と電動型、自走用と介助用、レディメイド型とオーダーメイド型等がありますので、そのタイプと特徴を表3に示します。また、標準的な車いすの各部の名称を図1に示します。② 車いす使用者が働きやすい職場環境 車いす使用者には次のようなハンディキャップがあります。ア 場所によっては(部屋や廊下幅の狭さ、段差等により)自由な移動が制限されます。イ 座位のままのため手の届く範囲が限られます。(床のものを拾いあげたり、高い棚のファイルを出したりすることは難しいなど。)ウ 通常、車いすの高さは固定されているため作業姿勢の高低の調節が難しいです。 ハンディキャップを解消し、働きやすい職場環境に⑷ 装   具 装具は、四肢や体幹の機能障害の軽減を目的として使用する補助器具として定義され、治療のために使用する医療用装具(治療用装具)と、治療が終わり、機能障害が固定した後に変形の防止や日常生活動作の向上のために使用する更生用装具があります。 一般的に装具は、その対象部位により、上肢装具、体幹装具、下肢装具に分類されます。⑸ 車 い す 車いすは、歩行が困難な人が移動を目的として使用する機器で、その名のとおり「車の部分(移動機能)」と「いすの部分(座位保持機能)」から構成されています。車いすは補装具として位置づけられており、処方は医師が行うことになっています。下肢が不自由な方が主な対象ですが、心臓に障害を持っている方で長時間の歩行が困難な方なども利用することがあります。なお、介護保険制度により高齢者が福祉用具貸与として利用する車いすについては、医師の処方は不要です。 車いすの技術的進歩は著しく、アルミ合金製フレームの実用化を契機に車いすの軽量化が進んだり、モー図1 標準的な車いすの各部の名称跳第3章 第1節

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