R3障害者職業生活相談員資格認定講習テキスト(デジタルブック版)
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128第3章 障害別にみた特徴と雇用上の配慮これまで視覚障害者の職務におけるPCの利用について述べてきましたが、ここでは個別の就労支援機器・ソフトの詳細について述べたいと思います。⑴ 拡大読書器印刷物や写真等を拡大して画面に表示する機器です。ビデオカメラで撮影した画像をモニタ画面に表示します。拡大倍率は、2倍程度から40倍、あるいはそれ以上で表示します。通常のカラー表示の他に、モノクロ表示や、それを反転させた白黒反転表示の機能もあります。拡大読書器とPCの画面を切り替えて表示したり、画面を分割し、両方の画面を表示させることもできる機種もあります。卓上型(「据置型」ともいう。)の他に、持ち運びが可能な携帯型の拡大読書器も販売されています。出張や会議の多い場合、複数の場所で仕事をする場合に便利です。5就労支援機器・ソフトインサイト社の卓上型拡大読書器オニキスHDデスクセット⑵ 画面拡大ソフトPCの画面を拡大して表示するソフトです。部分的に拡大表示したり、全画面で拡大表示したり、マルチモニタでPCの画面が2画面ある場合は1画面を拡大専用画面にすることもできます。画面色を反転表示することもできます。カーソルやマウスポインタの大きさを変えたり強調表示することができ、カーソル位置に追随する機能もあるので、文書が改行された際などに便利です。⑶ スクリーンリーダー(画面読み上げソフト)PCの画面上のテキスト情報を音声で読み上げるソフトです。キー操作の状況を音声でフィードバックするので、どのような操作をしているかを逐次把握することができます。日本語の同音異義語については、詳細読みという辞書により漢字の詳細を読み上げ、同音異義語を区別できるようになっています。電子メール、Webブラウザ、ワープロ、表計算ソフト、プレゼンテーション用ソフト、データベースソフト等の様々なソフトを使用することが可能です。一方、画像の細かい取り扱いが難しい、スクリーンリーダーに対応していないため操作ができないソフトがあるというような課題があります。スカイフィッシュ社のスクリーンリーダーFocus Talk(フォーカストーク)独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構障害者職業総合センター研究部門が1996年に開発した日本初のWindowsスクリーンリーダー95Readerの後継ソフトで、95Readerの優れた操作性を継承するとともに音質の向上や最新のWindows10への対応が図られている。第3章 第2節

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