R3障害者職業生活相談員資格認定講習テキスト(デジタルブック版)
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65第4節 障害者の職業能力開発第2章 第4節す。そして、専門用語を別の簡易な言葉に置き換えたり、背景や状況の説明を追加したりしてください。もし、置き換えや追加説明が難しいのであれば、図や動画といった補助資料を事前に用意してもよいでしょう。さらに気を付ける話し方としては、話す順序が時系列と沿っていないと、障害者本人が混乱をきたす恐れがあります。そのため、指導者は思いついた順番で話すのではなく、作業手順などを参考にしながら、時系列を意識して話しましょう。もちろん、他の原因で指導者が障害者本人に理解しにくい話をしていることもあります。いずれにしても、指導者は障害者本人の反応から話を理解していたかどうかを察知して、理解していないようなら原因を探って改善することが大切です。(深江 裕忠)【参考文献】1)障害者職業総合センター調査研究報告書No.70:「精神障害者の職業訓練指導方法に関する研究」(2006)2)田中萬年・大木栄一編著:「働く人の『学習』論」学文社(2007)3)南雲直二監修:「重度障害者の職業リハビリテーション入門」荘道社(2010)4)道脇正夫:「障害者の職業能力開発[改訂新版]」雇用問題研究会(2011)5)新井吾朗,安房竜矢,井川秀幸,小澤力,谷口雄治,中村陽文,湯浅幸敏:「11訂版 職業訓練における指導の理論と実際」職業訓練教材研究会(2017)Q&A【問】障害者が理解しやすい話し方をするためには、指導者はあえて一方的に話し続けたほうがよい(解答と解説はP345に記載しています)

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