R3障害者職業生活相談員資格認定講習テキスト(デジタルブック版)
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94第2章 障害者の雇用管理上の留意点⑵ クールダウン、カームダウンスペース(図9)職場においてパニックになった、気分を落ち着かせたい、刺激の少ない空間にしばらく身を置きたいという人のために近年では一般の学校や公共施設においてもクールダウン、カームダウンスペースが設けられています。人にもよりますが、完全に仕切られ独立した部屋や空間よりも、高さ180cmくらいのパネルやパーティションを設置して、周囲の音や人の気配があったほうがよいという意見を聞きます。パーティションには吸音性能があるものも市販されており、その方が内部の静寂な効果が高まります。厚手の布(カーテン生地)を張ることも効果はあります。図9 クールダウン、カームダウンスペースの考え方テーブルなくてもよいテーブル付添者用折りたたみ椅子最小限スペース一般的な最小スペーステーブルオフィス用簡易仕切りパネルによる構成アコーディオン扉等アコーディオン扉等⑶ 環境的配慮が必要な人のオフィス内位置(図10)後ろを人が通らない場所で、落ち着いて作業できるように、なるべく壁やオフィス家具を背にした位置に座席を設けます。机の両側に人が座っていると落ち着かないので、通路側に近くなったとしても、端の席のほうがよいようです。他の人とは机を数センチメートル離すことも考えられますが、こうした距離をおく行為は必ずしも好まれません。図10 事務空間における必要な寸法と環境的配慮が必要な人々への配慮の方法以上車いす使用者が通れる机間の最小幅以上最低他の床とは異なった色のカーペット材などで配慮仕切り仕切りが必要な人のエリアを明示する仕事の支援者、支援的役割をもつ者座席の後ろは人が通らない場所が望ましい仕事の支援者、支援的役割をもつ者第2章 第8節

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