R3障害者職業生活相談員資格認定講習テキスト(デジタルブック版)
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95第8節 障害者のための職場環境⑷ 落ち着いた環境のための、仕切りによるさまざまな対応パターン(図11、図12)横の通路を通る人が気になる、前方や横隣りで仕事をしている人が気になる、もしくは職場の風景と人の動きが見えると気になるという場合は、机に仕切りを置いて視線を遮るとよいでしょう。その場合注意することは、極端に空間的を囲ってしまって、極度に隔離しないようにします。図11ではさまざまな仕切りのパターンを示しています。本人と相談し、仕切りの設置位置や高さを決めます。まず、段ボール板で簡易的に仕切り位置や高さを変えながら決定していくとよいでしょう。パネルの高さにも考慮が必要です。完全に仕切った空間を作るよりも、本人から見てある程度人の動きがわかるほうがよいことも多くあります。図12に示すように、テーブルから45cm程度の高さでは、狭いテーブルでもさほどの閉塞感はありません。しかし、人によって、こうした人の動きが気になるような場合はこれを60cm程度の高さにすると、周囲の気配をかなり遮断することができます。また、テーブル上だけでなく、足下も含めて仕切ると周囲からの不安感が低減できることもあります。図11 落ち着いた環境のための、仕切りによるさまざまな対応パターン左右のパーティションをさらに伸ばす本人の背後にもパーティションを取り付け、より独立性を高めるより独立性を高めるために、パーティションの延伸左右のパーティションを左右のパーティションの他左右のパーティションは短め本人側に伸ばす前方も仕切る左右の人とコミュニケーションがとれる支援者、支援的役割をもつ者支援者、支援的役割をもつ者左右のパーティションのみ前方は開放左右のうち、一方のパーティーションは開放第2章 第8節

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