令和4年度障害者職業生活相談員資格認定講習テキスト
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(相談事例1)(相談員、クライエントとの定例面接を行うため、クライエントを椅子に座るよう手でジェスチャー。相談員はこれまでの記録書類を見ているため、クライエントを見ていない)ク1:はあ、少し慣れてきたんですが・・。(ため息)ク2:まあそうなんですが、まだうまくできていないなあ、と思うんです。ク3:それでもこの前、課長に注意されてしまって。ク4:はあ、そうですか。相5:そんなに気になるんなら、課長に言っておこク5:え!? いや、まだそこまでしてもらわなくて、いいんですが。ク6:はあ、まあ飲んでいます・・。相7:お医者さんからも問題ないって言われてる?ク7:はい。ただ・・。ク8:はい。ク9:はあ、まあまあです。(以下、家庭状況や睡眠など定められた項目を相談員が確認して終了)会話相1:最近どう?仕事には慣れた?相2:慣れてきたんだ、よかったね!相3:え、そう?そんなことないと思うなあ。相4:まあ、そんなに気にすることないよ。   私も会社に入ったころは色々と怒られたよ。みんな、通る道だよ。うか?もっと丁寧に教えるようにって。相6:そう?まあ、とにかくそんなに気にする必要はないからさ。ところで、ちゃんとお薬は飲んでるの?相8:やっぱり課長との関係かな・・?相9:まあ、気にすることはないと思うよ。ところで、チャレンジド(注:この会社における障害のある従業員のこと)の田中君ともうまくいっている?解説110・閉ざされた質問・クライエントを励まそうとしている。・クライエントを励まそうとしている。・クライエントを励まそうとしている。・問題解決のため提案・クライエントを励まそうとしている。 状況の確認・状況の確認・状況の確認・クライエントを励まそうとしている。・状況の確認

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