ニュースファイル 国の動き 総務省 「情報アクセシビリティ好事例」公表  総務省は、ICT機器・サービスの情報アクセシビリティ好事例として17件の製品・サービスを「情報アクセシビリティ好事例2025」として公表した。  同省によると、審査は障害者団体や学識経験者、業界団体が行い、応募資料とオンライン形式での発表をふまえ、@製品の情報アクセシビリティへの配慮、A当事者ニーズをふまえた開発、B企業としての情報アクセシビリティ確保に向けた取組みの観点から評価した。  審査委員総評によると今回は、歩行支援アプリやバリアフリーマップなど「移動」を取り扱うサービスが多く選定された。一方で誤認識の可能性を含めた適切な情報提供など、サービス利用時の安全性についてよりいっそうの考慮と対策を求めるほか、利便性と表裏一体となる「プライバシーへの配慮」についても各企業の誠実な対応や技術的工夫に期待するとしている。詳細は左記の総務省ホームページまで。 https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu05_02000185.html 地方の動き 東京 観光業者向けアクセシブルのセミナー  東京都は、障害のある人や高齢者などだれもが快適に観光を楽しめるアクセシブル・ツーリズムの充実に向けた取組みの一環として、都内観光関連事業者等を対象にした派遣型セミナーを実施しており、希望する団体を募集している。  研修内容はオーダーメイド型で、設計から実施まですべて無料。実施方法は集合研修、ウェブ配信、施設視察、疑似体験などがあり、改正障害者差別解消法や合理的配慮の内容に沿った接客や接遇等のポイントを、さまざまな形で習得できるとしている。  例として、高齢者疑似体験や車いす操作等の実技研修、合理的配慮の実践、観光シーン別の接遇、アクセシブル・ツーリズムの商品造成や販売ノウハウ、施設におけるバリアフリー情報の発信方法など。実施期間は2027年3月12日まで、先着順15団体程度。申込期限は2027年2月19日まで。申込方法や事業内容の詳細は、左記の東京都ホームページへ。 https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/05/2026052012 岩手 ヘラルボニーが国際的な広告賞を受賞  おもに知的障害のある作家のアート作品のライセンス事業などを手がける「株式会社ヘラルボニー」(以下、「ヘラルボニー」)(盛岡市)が、国際的な広告賞として知られる「The One Show 2026」の「IP&Product Design」部門で、部門最高賞の「BEST of Discipline Pencil」を受賞した。他社とのパートナーシップを推進することで、より広範かつ本質的な社会変革に挑戦している点などが評価された。  2018(平成30)年設立のヘラルボニーは、障害のある作家および福祉施設とライセンス契約を結び、作品使用に応じてロイヤリティを支払うビジネスモデルを採用。国内外の福祉施設と連携し、幅広い事業を展開している。アメリカのニューヨークで行われた授賞式には、代表取締役Co−CEOで双子の松田(まつだ)崇弥(たかや)さん・文登(ふみと)さんと、2人の兄で重度の知的障害をともなう自閉症のある翔しょう太た さん、両親らが参加した。  このほかヘラルボニーは、同じく国際的な広告賞「2026 Clio Awards」でも2部門でブロンズを受賞している。 神奈川 「共にささえあいサポーター」養成講座  相模原市は、市民一人ひとりが障害への理解を深め、ちょっとした手助けを行う「共にささえあいサポーター(略称:共サポ)」の養成講座をスタートさせた。「共にささえあい 生きる社会」の実現を目ざす新たな取組みの一つとしている。  市によると、同サポーターの役割として、@障害に対する積極的な理解、Aふだんの生活のなかでの障害児者に対する配慮、ちょっとした手助け、B障害福祉に関するイベント、地域活動等への参加、Cサポーター制度の周知などを期待している。  養成講座は希望する小中学校の授業などで実施するほか、団体や法人等による集合での受講、オンラインによる個人受講も可能。受講者には、同サポーターのシンボルマークが入った缶バッジ等のサポーターグッズを配布する。また、これまで行ってきた「共生社会推進サポーター認定研修」は今後、「共にささえあいサポーター」のステップアップ研修として実施するという。  受講方法など詳細については、相模原市ホームページまで。 https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/fukushi/1026641/1034907.html 働く 福井 「ふくい連絡会」県内44事業所加盟  障害者の就労支援事業所や関係機関など福井県内の31法人44事業所が集まり「ふくい就労支援事業所連絡会」を発足させた。横断的なネットワークを構築し、就労支援事業所の支援の質の向上、福祉人材の育成を図りながら、地域における障害者の就労生活を総合的に支援するとしている。  具体的な活動として、@就労選択支援の地域モデル構築(毎月のケース検討会や連携パスの整備を通じて、新制度「就労選択支援」を地域全体に根づかせる)、A人材育成・サービス管理責任者支援(実践的な地域版OJTによる即戦力の育成と、サービス管理責任者への伴走支援)、B交流・連携事業(事業所見学会やeスポーツ大会などの親睦イベントを通じ、法人の垣根を越えた「顔の見えるネットワーク」)の構築、などを予定している。詳しくは、左記の同連絡会ホームページまで。 https://f-jobnet.com 本紹介 『発達障害を正しく知る』  アメリカで小児科専門医を務めている松浦(まつうら)有佑(ゆうすけ)さんが、『発達障害を正しく知る』(幻冬舎刊)を出版した。  松浦さんは岐阜大学医学部卒業後、病院勤務を経て渡米。現在はワシントン大学およびシアトル小児病院にて、小児発達行動医学を専門とするフェローとして診療および研究に従事している。松浦さんによると、アメリカでは子どもの6人に1人に発達障害があるとの調査がある一方で、「育て方のせい」、「食事で治る」といった偏見や誤解がいまだ根強いという。  本書では、松浦さんの最新の知見にもとづき、「発達障害とは何か」から、歴史や文化における発達障害、障害のある人にかかわる社会モデルのあり方まで、発達障害の正しい理解と向き合い方をわかりやすく解説している。新書判、256ページ、1056円(税込)。 アビリンピック マスコットキャラクター アビリス 2026年度地方アビリンピック開催予定 7月下旬〜9月 岩手県、新潟県 *開催地によっては、開催日や種目ごとに会場が異なります *  は開催終了 地方アビリンピック 検索 ※日程や会場については、変更となる場合があります。 ※全国アビリンピックは12月4日(金)〜12月6日(日)に、愛知県で開催されます。 新潟 岩手