JEED インフォメーション 〜高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)からのお知らせ〜 「障害者雇用納付金制度に基づく各種助成金」の活用事例  「障害者雇用納付金制度に基づく助成金」は、事業主が障害者の雇用にあたって、施設・設備の整備や適切な雇用管理を図るための特別な措置を行う場合に、その費用の一部を助成することにより、事業主の一時的な経済的負担を軽減し、障害者の雇用の促進や雇用の継続を図ることを目的としています。  今回は、これらの助成金を効果的に活用した事例をご紹介します。 事例 1 〜義足使用者の職場環境改善に向けたトイレの洋式化および床の改修〜 【障害者作業施設設置等助成金(第1種中高年齢等障害者作業施設設置等助成金)】  A社で警備業務に従事するBさんは、身体障害1級でふだんから義足を使用していますが、加齢にともない、手すりがあってもしゃがむことがむずかしくなり、和式トイレの使用が困難になっていました。また、トイレの床材は濡れると滑りやすい材質であることから、義足を使用するBさんにとって、利用に際して注意が必要な環境であることも課題となっていました。  そのため、助成金を活用して和式トイレの洋式化および床材の改修を実施することにより、トイレ使用時の身体的負担が軽減されるとともに、安全で利用しやすい環境が整備されました。  その結果、Bさんが安心して業務を続けられる職場環境が整い、就労の継続につながりました。 事例 2 〜車いすでも使用できる食堂手洗い場の改修〜 【障害者福祉施設設置等助成金】  C社で働くDさんは、筋ジストロフィーによる体幹機能障害と起立保持困難のため、自力での歩行がむずかしいことから、常時車いすを利用しています。しかし、4階にあるC社の食堂に設置されている手洗い場は、カウンター下に足を入れる空間がない構造であったことから、車いすに乗ったままでは使用することができませんでした。手を洗う際にはエレベーターで1階の手洗い場まで移動する必要があり、手洗いの際の負担や煩雑さが課題となっていました。  そのため、助成金を活用して、食堂の手洗い場を車いす利用者でも使用できるよう改修したことにより、移動にともなう負担が軽減されるとともに、利用しやすい環境が整備され、障害のある従業員の福祉の増進が図られました。 事例 3 〜通勤を容易にするため自ら住宅を借り受けた視覚障害者に住宅手当を支給〜 【重度障害者等通勤対策助成金(住宅手当の支払助成金)】  E社で勤務するFさんは、中途で視覚障害者となりました。それまでは自宅からE社まで徒歩と電車で通勤していましたが、駅などにはバリアフリー設備が整備されているものの、人や物との接触や転倒への不安があることから、公共交通機関を利用して通勤することが困難となりました。  そこで、E社ではFさんのように通勤が困難となった障害のある従業員に対して住宅手当を支給できる制度を新設し、就業規則を労働基準監督署に届け出たうえで住宅手当の支給を開始するとともに、助成金を申請しました。  この制度の新設により、FさんはE社まで徒歩で通勤できる住宅を借り受けることが可能となり、通勤負担が軽減され、就労の継続につながりました。 事例 4 〜職場復帰にあたり勤務時間変更と職種転換を行い雇用を継続〜 【障害者介助等助成金(職場復帰支援助成金)】  精神障害のあるGさんは、対人業務に従事していましたが、障害の影響により休職することとなりました。  復職にあたっては、主治医からの指示等をふまえ、それまでのシフト勤務から勤務時間を固定した勤務へ変更するとともに、短時間勤務から開始し、状況を確認しながら通常勤務への移行を目ざしました。また、JEEDの地域障害者職業センターの支援を受けながら、対人業務のない職種への転換を行いました。  助成金を活用して、勤務時間等に関する柔軟な配慮や職種転換の措置を実施したことにより、Gさんは無理なく職場復帰を果たすことができ、復職後1年以上が経過した現在も安定して業務に従事しています。 事例 5 〜地方公共団体の制度と助成金を併用した始業から終業までの支援〜 【障害者介助等助成金(重度訪問介護サービス利用者等職場介助助成金)】  H社で働く重度の四肢・体幹機能障害のあるIさんは、Webコンテンツ作成などの業務を在宅勤務で行っていますが、日常生活全般において介助が必要であり、就業中も姿勢調整や見守り等の介助が欠かせません。しかし、障害福祉サービスの重度訪問介護では就業中のサービス利用ができないことから、地方公共団体が実施する重度障害者等就労支援特別事業による支援とJEEDの障害者介助等助成金を併用し、就業中の支援を受けることにしました。  これらの制度を併用することで、食事や排せつ、姿勢調整などの身体介助には地方公共団体の特別事業を、業務に関する介助には助成金を活用することができるため、事業主の費用負担を抑えながら、始業から終業まで必要な支援を受けられる体制が整いました。  その結果、Iさんは必要な支援を受けながら安心して勤務することができ、就労の継続につながっています。 ●事例を紹介したものを含め、各種助成金があります。詳細は、JEEDホームページでご確認ください。 �@障害者作業施設設置等助成金 �A障害者福祉施設設置等助成金 �B障害者介助等助成金 �C職場適応援助者助成金 �D重度障害者等通勤対策助成金 �E重度障害者多数雇用事業所施設設置等助成金 �F障害者能力開発助成金 �G障害者雇用相談援助助成金 https://www.jeed.go.jp/disability/subsidy/index.html ●助成金に関する申請手続き等については、JEED各都道府県支部高齢・障害者業務課 (東京、大阪は高齢・障害者窓口サービス課)にお問い合わせください。 https://www.jeed.go.jp/location/shibu/index.html ●e-Gov電子申請をご利用ください。 https://www.jeed.go.jp/disability/subsidy/e-shinsei/index.html 2026 (令和8)年度 国立職業リハビリテーションセンター 国立吉備高原職業リハビリテーションセンター 訓練生募集のお知らせ 〜障害のある方々の就職に向けた職業訓練や就職支援を実施しています〜 募集訓練コース、募集日程 国立職業リハビリテーションセンター 訓練系 訓練コース 訓練期間 メカトロ系 機械CADコース 1年 電子技術・CADコース FAシステムコース 組立・検査コース 建築系 建築CADコース 情報系 DTPコース Webコース ソフトウェア開発コース システム活用コース 視覚障害者情報アクセスコース ビジネス系 会計ビジネスコース OAビジネスコース オフィスワークコース 物流系 物流・資材管理コース 職域開発系 オフィスアシスタントコース 販売・物流ワークコース サービスワークコース 応募回 入所日 ハローワークへの申請書提出締切日 第7回 2026年12月21日(月) 2026年10月1日(木) 第8回 2027年1月25日(月) 2026年10月29日(木) 第9回 2027年3月10日(水) 2026年12月7日(月) 第10回 2027年4月19日(月) 2027年1月7日(木) 国立職業リハビリテーションセンター 〒359-0042 埼玉県所沢市並木4-2  職業評価課 TEL:04-2995-1201 https://www.nvrcd.jeed.go.jp 写真のキャプション 視覚障害者の支援機器を活用した訓練風景 3DCADを活用した訓練風景 国立吉備高原職業リハビリテーションセンター 訓練系 訓練コース 訓練期間 メカトロ系 機械CADコース 1年 電気・電子技術・CADコース 組立・検査コース 製造ワークコース ビジネス情報系 システム設計・管理コース※1 2年 【視覚障害者対象】ITビジネスコース 会計ビジネスコース 1年 OAビジネスコース オフィスワークコース アシスタント系 販売・物流ワークコース サービスワークコース ※1 システム設計・管理コースの2026年度内入所の募集は終了しました。 次回の募集は、下表の第8回(2027年4月入所)となります。 応募回 入所日 国立吉備高原職業リハビリテーションセンターへの応募締切日※2 第6回 2027年1月7日(木) 2026年10月26日(月) 第7回 2027年2月4日(木) 2026年11月24日(火) 第8回 2027年4月8日(木) 2027年2月1日(月) ※2 国立吉備高原職業リハビリテーションセンターへの応募締切日:ハローワークから送付する申請書類が国立吉備高原職業リハビリテーションセンターに到着する日です。応募者は、事前にハローワークと相談したうえで、早めにハローワークへ申請書類を提出してください。 ○2027年4月入所希望の新規学校卒業予定の方  第6回から第8回までの応募回で応募することもできます。なお、職業評価(入所選考)については、応募した回の日程で受けていただきます。 ○入所日の変更  各訓練コースの入所状況等により、応募回の入所日から入所時期が変更となる場合があります。 ●遠方の方については……  国立吉備高原職業リハビリテーションセンターでは、併設の宿舎が利用できます。国立職業リハビリテーションセンターでは、身体障害、高次脳機能障害のある方、難病の方は、隣接する国立障害者リハビリテーションセンターの宿舎を利用することができます。 国立吉備高原職業リハビリテーションセンター 〒716-1241 岡山県加賀郡吉備中央町吉川7520 職業評価課 TEL:0866-56-9001 https://www.kibireha.jeed.go.jp