働く広場2019年4月号
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30働く広場 2019.4の活用と雇用の拡大を目的として設立した、「株式会社マンダムウィル」(大阪市)が、特例子会社の認定を取得した。 主な事業は、マンダムグループの商品と販売促進ツールの加工、セットアップ、梱包、発送、清掃作業などの請負業務で、障害者5人が働く。 障害者や再雇用者が無理なく長期的に、かつ意欲的に就労できるように、多様な能力や特性に合わせて業務を振り分けたり、通院などを考慮して時間単位で年休取得を可能にするなど、環境や制度を整備。仕事を通じて自己成長ができるように人財育成にも取り組んでいく。  精神科の松ヶ丘病院を経営する「社会医療法人正光会」(益田市)が、昨春廃止された益田市立馬事公苑の跡地に、就労継続支援A型事業所「さんさん牧場」を開設した。 行政、医療、福祉が力を合わせ、就労継続支援A型事業所として、馬を使った事業を運営。精神障害者らがスタッフとして従事し、障害者向けのホースセラピー事業などを行う。  障害者雇用支援の「株式会社メンバーズギフテッド」(東京都中央区)は、初のサテライトオフィスを福岡市に開設した。 同社は、デジタルマーケティング支援の「株式会社メンバーズ」(東京都中央区)の子会社として、昨年10月に設立。首都圏のIT企業などに発達障害のある人材を紹介。紹介先企業と雇用契約を結んだ後も、福岡のオフィスで業務できる。 玉たま城き町ちょうは、ふるさと納税の返礼品をリニューアル。町内の障害者就労支援施設の「思いやり返礼品」を新設した。 「身障者就労センター上じょう々じょう」(以下、「上々」)の「栄養満点 上々うどん」、上々と「玉城ふれあい農園」がコラボし、うどんと干しシイタケを詰め合わせた「玉城応援セット」、「NPO法人たまき末まっ芳ぽう園えん」の好きな画像でつくる「木製オリジナルパズル」など。そのほか、伊勢神宮に参拝できない人のために上々の利用者による「伊勢神宮 代行参拝」もある。  福岡県は、「テレワークによる障がい者雇用促進検討会議」の報告書と提言書を公表した。 報告書では、テレワークによる障害者雇用の円滑な実現を図るため、テレワーク導入の検討段階、導入、採用、運用、定着の5段階に分けて、主に企業における必要な取組みや留意事項などについて記載。一連の流れを俯ふ瞰かんできるようにしたほか、チェックシートにより行うべき取組みを可視化した。 提言書では、「テレワークによる障害者雇用の理解促進の取組み」として、①セミナーなどによる企業への継続的な普及・啓発、②就労希望者および支援機関、そのほかの関係団体への普及・啓発、また「雇用導入促進の取組み」として、①県内企業における導入モデル事業の実施、②事例集の作成および企業見学会の実施、③相談窓口の設置、④就労支援機関における支援体制の充実をあげている。   「一般社団法人こねくと」(名取市)は、就労継続支援A型事業所として、観光農園「ラ・フレーズ」をオープンした。「ラ・フレーズ」は、フランス語でイチゴの意味。 人気品種「とちおとめ」、「もういっこ」をハウスで栽培。車いすでも移動しやすいようにハウス内の通り道を広くした。知的障害者や身体障害者たちが栽培業務と接客も行う。営業時間は10時〜15時、水・木曜日定休。5月31日(金)まで。  障害者の就農支援を行っている「株式会社ファーマーズマーケット」(千葉市)は、生産者と飲食店をつなぐEC仕入れサービス「REACH STOCK」で、自社で生産した野菜の販売を開始した。「ミニスイスチャード」、「ミニサラダ小松菜」からスタートし、「パクチー」、「サラノバレタス」を追加する予定。 本社のある千葉市の農場では、知的障害や精神障害のあるスタッフが、農業家の指導のもと野菜の生産・梱包などの作業を行っている。   「株式会社マンダム」(大阪市)が多様な人財地方の動きふるさと納税に「思いやり返礼品」三重テレワークを積極活用へ福岡自社農場の野菜をネットで販売千葉馬と触れ合い、心を癒いやす牧場開設島根サテライトオフィスを開設福岡特例子会社の認定取得大阪働くイチゴ観光農園オープン宮城生活情報リーチストック検索

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