働く広場2019年11月号
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働く広場 2019.11令和元年版 障害者白書概要①内閣府ホームページより抜粋霞が関障害者白書は、障害者基本法第13条に基づき、障害者のために講じた施策の概況について、毎年国会に報告しているものです。今号と次号において、「令和元年版障害者白書」の概要を紹介します。第1章 障害のある人に対する    理解を深めるための基盤づくり第1節 広報・啓発等の推進● 障害者週間(毎年12月3日〜9日)における全国的な広報・啓発活動、国民への理解促進のため取組の推進●学校教育における理解促進等の取組教育委員会が主体となり、学校において、障害のある幼児児童生徒と障害のない幼児児童生徒の交流及び共同学習の機会を設けることにより、障害者理解の一層の推進を図る取組等を実施第2節 障害を理由とする差別の解消の推進● 障害者差別解消法の円滑な施行の推進 ・合理的配慮の提供等事例の収集・整理、活用促進 ・障害者差別解消支援地域協議会の設置促進地域の関係機関が連携し、差別事案への効果的な対応や紛争解決の後押しを行えるよう、自治体における地域協議会の設置を促進第3節 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした取組● ユニバーサルデザイン2020行動計画に基づく取組の推進 ・心のバリアフリーの普及一人一人の理解と行動を促す「心のバリアフリー」の研修教材を作成、学校、企業、地域などで幅広く活用を促進 ・共生社会ホストタウンの取組パラリンピアンを迎えることを契機に、選手との交流、心のバリアフリーなどユニバーサルデザインの街づくりを進める「共生社会ホストタウン」制度を推進、取組の横展開を促進第2章 社会参加へ向けた自立の基盤づくり第1節 障害のある子供の教育・育成に関する施策● 特別支援学校学習指導要領等の改訂障害の特性に応じた指導上の配慮の充実、個別の教育支援計画や指導計画を全児童生徒に作成● 学習者用デジタル教科書の制度化文字の拡大、音声読み上げ等の機能により、視覚障害、発達障害等、紙の教科書での学習が困難な児童生徒を支援● 切れ目ない支援体制の整備(教育と福祉等の連携)特別な支援を必要とする子供への就学前から学齢期、就業・社会参加までの切れ目ない支援体制の整備(連携支援コーディネーターによる支援等)● 医療的ケアが必要な子供と家族を支える取組学校において高度な医療的ケアに対応するため、看護師の配置や、医師と連携した校内支援体制の構築を推進。また、ケア児を支援する施設が親の就業も支援する等の民間の取組事例も紹介● 社会的及び職業的自立の促進 ・生涯を通じた活躍の支援(文部科学省 障害者活躍推進プラン)障害のある人がその個性や能力を生かして社会でより一層活躍できるよう、学校教育、生涯学習、文化芸術、スポーツ等の様々な分野における活躍推進方策を策定、実施26

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