働く広場2020年1月号
24/36

2019年6月から、中国・四国エリアの店舗へ商品供給を行う物流センター「広島RDC」では、新しい取組みがスタートしている。これまで広島RDCで受け入れてきた障害のあるスタッフは、「一般のスタッフと同様の仕事ができること」が条件であったが、その方針を見直した。職域をある程度限定したうえで、生産性を向上していくやり方に変えた。まず、流センター「北海道RDC」では、現在7人の障害のあるスタッフが就業中であるが、「広島RDC」と同様の方法に見直し中だ。これまで以上に働きやすい環境を整え、2019年から2020年にかけて10人を超える障害のあるスタッフを採用予定である。「配慮された環境と得意な仕事で会社に貢献してもらえるように」と、本社で「自動倉庫」と呼ばれる部門で2人の障害のあるスタッフを受け入れた。指導担当のスタッフが、一人ひとりの特性を理解して指導にあたっている。写真入りのマニュアルも障害特性に合わせて用意した。指導担当の横よこ山やま恵え美み子こさんは「最初は不安でいっぱいだった」と当時をふり返る。「いまも『あれれ?』と思うこともあるけれど、そのことも楽しめる余裕が出てきた」と語る。北海道内の店舗への商品供給を行う物物流センターでも障害のあるスタッフが活躍働きやすい環境を広島本社でも働く広場 2020.1中国・四国エリアの商品提供をになう「広島RDC」商品の積まれたパレットが、台車で運ばれてくる「自動倉庫」自動倉庫で使用される写真入りのマニュアルスタッフの指導にあたる横山恵美子さん(右)22

元のページ  ../index.html#24

このブックを見る