働く広場2020年4月号
33/36

働く広場 2020.4 2019年10月に設立。社員43人のうち障害のある32人が、東京都内の拠点で障害特性に応じた各種業務に従事している。おもな業務内容はビルメンテナンス、コンピュータの保守メンテナンス、情報処理サービス、印刷および製本や事務処理。  横須賀市佐さ島じまに、障害者が手がけた絵画を展示・即売するスペース「チャレンジド・アート・ギャラリー」が誕生した。 ギャラリーは、シニア向け住居を備える複合施設「マゼラン湘南佐島」内のレストランや通路の壁に設けられた。芸術活動に励むアーティストを広く紹介し、収益は全額アーティストに渡され、活動費に活用してもらう。作品は2万円台〜100万円超の大作まであり、ポストカードも販売されている。問合せはマゼラン湘南佐島まで。電話:046ー855ー3071。 「北陸電力株式会社」(富山市)は、障害者雇用の拡大に向け100%子会社の「北陸電力ウィズスマイル株式会社」(同市)を設立すると発表した。新たに雇用する障害者5人を含む10人体制で、7月から業務を開始する。 おもな業務は、社内便の集配や書類の電子化など、北陸電力のオフィスサポート。将来的にはグループ会社にも業務受託などの範囲を広げる方針。  2014年に閉校した吉き備び中ちゅう央おう町の中学校跡地でバナナの栽培がスタートした。手がけるのは、国産バナナを栽培する農業法人「株式会社D&Tファーム」(岡山市)のグループ会社「幸福産業株式会社」(吉備中央町)。 町から借り受けた1万350㎡のグラウンドに土を入れ、ビニールハウス11棟(計6500㎡)を建設した。計画ではバナナ1千株を植え、今春から研修生として障害者や高齢者を優先的に受け入れて栽培法を指導する。7月には観光農園をオープンする予定。町内でコーヒーやパパイアなど熱帯作物の農園計100ヘクタールも整備するという。   全国の障害者施設、就労支援施設の経営改革に関するさまざまな提案を行うことを目的に2012年に創刊された雑誌「コトノネ」編集長の里さと見み喜き久く夫おさんと、農林水産政策研究所・企画広報室長の吉よし田だ行ゆき郷さとさんが『農福連携が農業と地域をおもしろくする』(株式会社コトノネ生活刊)を出版した。 農福連携によって、地域の障害者だけでなく高齢者や引きこもりの人、シングルマザーも働ける場となったとして、農福連携のこれまでの取組みや先進事例を紹介しながら今後の方向性などを示している。B6判268ページ、1980円(税別)。児童・生徒のみならず、社会人一般の方もご応募いただけます。(写真の応募は障害の有無を 問いません)令和2年度 障害者雇用支援月間主催:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構シンボルキャラクター“ピクチャノサウルス”募集期間(応募作品受付期間)検索JEED 原画募集要項など詳しくは令和2年4月1日(水)~6月15日(月)【消印有効】作品募集!ポスター原画(絵画・写真)コンテスト「働くすがた~今そして未来~」障害者アートで活動支援神奈川北陸電力、障害者雇用拡大へ新会社設立富山中学校跡地で「バナナ栽培」障害者らの農業研修に岡山本紹介『農福連携が農業と地域をおもしろくする』31

元のページ  ../index.html#33

このブックを見る