働く広場2020年9月号
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働く広場 2020.9た後、車種で「車いす対応」を選択。「今すぐ呼ぶ」を押し注文する。ユニバーサルデザインタクシーの型式などの指定を希望する場合は、タクシー会社へ直接注文する。また、車いすのタイプによっては利用できない場合があるため、事前の確認が必要。 新型コロナウイルス感染症の影響が長期化するなか、高齢者や障害者らを孤立させない新たな暮らし方を提案しようと、兵庫県内外の福祉・ボランティア団体関係者らが専用サイトを設けた。 「『つながりを切らない』情報・交流ネットワーク」と題して、感染を防ぎながら行動するための実践例を紹介している。例として、▽布マスクの材料を自宅に配送▽ビデオ会議アプリで第九を合唱▽認知症を防ぐ脳トレ教材を販売して収益を福祉事業に充当▽配食の調理をスーパーや飲食店に依頼など。 同ネット事務局を務める「NPO法人全国コミュニティライフサポートセンター」(本部・宮城県)のホームページからアクセスできる。https://www.t-net.online/ 北見市内でシイタケを生産する「株式会社セブン&アイ・ホールディングス」(東京都)の特例子会社「株式会社テルベ」(北見市)が、シイタケ栽培に必要な菌床の製造施設を新設し、稼働させた。菌床の製造は隣接する社会福祉法人の利用者がたずさわる。シイタケの生産増や品質向上のほか、障害者の雇用創出にもつなげる。テルベは、イトーヨーカドー北見店など向けにシイタケを栽培出荷するほか、印刷事業なども展開している。 教育事業などを展開する「NSGグループ」(新潟市)の特例子会社として設立された「株式会社NSGソシアルサポート」が、県内で初めてとなる関係子会社特例の認定を受けた。ソシアルサポートは2020年3月に設立。従業員数12人(うち障害者8人)で、おもな業務内容は清掃(大学・塾)やIT事務(WEB作成など)としている。 「関係子会社の特例」は、一定の要件を満たす企業グループとして厚生労働大臣の認定を受けたものについては、特例子会社がない場合であっても、企業グループ全体で実雇用率の通算が可能となる制度。 「スターバックスコーヒージャパン株式会社」(品川区)は、聴覚障害者らが従業員として接客する「nノノワonowa国くに立たち店」(国立市)をオープンした。店舗では聴覚障害者19人と健常者6人が働く。注文内容をタブレットに向かって話す音声入力システムや、指さしするメニューなどを採用した。商品を渡す際には、手話での案内に加えてレシートの番号をデジタルサイネージ(電子看板)に表示して取り違えを防ぐ。当面、入店するには店頭かウェブで発行される整理券が必要。 「一般社団法人日本雇用環境整備機構」理事長の石井京子さんらが『発達障害の人の雇用と合理的配慮がわかる本』(弘文堂刊)を出版した。採用面接から就労開始直後、就労定着まで、それぞれのシーンで発達障害のある人が障害特性ゆえに抱える困りごとや必要な配慮を、Q&Aやコラムなどを交えて具体的に解説した。支援者、人事、上司、同僚をはじめ「職場の発達障害」を支える内容となっている。A5判200ページ、1900円(税別)。青森北海道大分石川徳島山口山梨2020年度地方アビリンピック開催予定北海道、青森県、石川県、山梨県、山口県、徳島県、大分県*部門ごとに開催地・日時が分かれて いる県もあります*  の県は開催終了(開催中止含む)9月~10月地方アビリンピック検索※全国アビリンピックが 11月13日(金)~11月15日(日)に、 愛知県で開催されます。※新型コロナウイルス感染症の影響により、変更する場合があります。本紹介働く障害者らの孤立防止にサイト作成兵庫シイタケ栽培の菌床製造施設で雇用創出北海道NSGソシアルサポートが関係子会社特例の認定新潟スタバで聴覚障害者らが手話接客東京『発達障害の人の雇用と合理的配慮がわかる本』31

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