働く広場2020年10月号
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働く広場 2020.10省 庁ハローワークを通じた「障害者の就職件数」が11年連続で増加─令和元年度 障害者の職業紹介状況等─厚生労働省 職業安定局 障害者雇用対策課 (注)「その他の障害者」とは、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳等を保有しない者であって、発達障害、高次脳機能障害、難治性疾患   等により、長期にわたり、職業生活に相当の制限を受け、又は職業生活を営むことが著しく困難な者である。〈ポイント〉(第1表) ○新規求職申込件数は22万3229件で、対前年度比5・7%の増加となり、就職件数は10万3163件で、同0・8%の増加となりました。このうち、精神障害者の新規求職申込件数は10万7495件で、対前年度比6・1%の増加となり、また、就職件数は4万9612件で、対前年度比3・3%の増加となりました。 ○就職率(就職件数/新規求職申込件数)は46・2%で、対前年度差2・2ポイントの減少となりました。〈産業別にみたときの特徴〉(第2表)○産業別の就職件数は、「医療、福祉」(3万5744件、34・6%)の割合が大きく、「製造業」(1万3418件、13・0%)、「卸売業、小売業」(1万2357件、12・0%)、「サービス業」(1万524件、10・2%)が続いています。〈職業別にみたときの特徴〉(第3表) ○職業別では、「運搬・清掃・包装等の職業」(3万4539件、33・5%)の割合が大きく、「事務的職業」(2万4041件、23・3%)、「サービスの職業」(1万2639件、12・3%)、「生産工程の職業」(1万1894件、11・5%)が続いています。 厚生労働省は6月22日、令和元年度の障害者の職業紹介状況をまとめました。 ハローワークを通じた障害者の就職件数は、平成30年度の10万2318件から伸び、10万3163件(対前年度比0・8%増)と11年連続で増加しました。第1表 ハローワークにおける障害者の職業紹介状況(令和元年度)①新規求職申込件数②有効求職者数③就職件数④就職率(③/①)前年度比前年度比前年度比前年度差合計223,229 (件) 5.7(%) 300,518 (人) 10.3 (%) 103,163 (件) 0.8 (%) 46.2(%) △ 2.2 (ポイント)身体障害者62,024 1.3 98,683 6.3 25,484 △ 5.1 41.1 △ 2.7 知的障害者36,853 2.950,211 7.0 21,899 △ 1.5 59.4 △ 2.7 精神障害者107,495 6.1 132,942 10.8 49,612 3.3 46.2 △ 1.2 その他の障害者 (注)16,857 30.8 18,682 46.6 6,168 18.5 36.6 △ 3.8 ※本誌では通常西暦で表記していますが、この記事では元号で表記しています26

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