働く広場2020年11月号
32/36

働く広場 2020.11複合施設「アトレ竹芝」(港区)にオープンした。 ドイツ発祥の暗闇エンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」と、静けさのなかで聴覚障害者とともに表情やボディーランゲージでコミュニケーションを楽しむ「ダイアログ・イン・サイレンス」の二つのプログラムを体験できる。ただしDIDについては、新型コロナウイルス感染防止として暗闇での密を避けるため、照明のある「ダイアログ・イン・ザ・ライト」にアレンジしている。事前予約制。 体験料金:大人3500円、中高生・学生2500円、小学生1500円(各プログラム)。公式サイト https://taiwanomori.dialogue.or.jp/ 〝障害者〞と〝多様な分野のプロフェッショナル〞による現代アート国際展「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」(主催:横浜ランデヴープロジェクト実行委員会、NPO法人スローレーベル、共催:横浜市)が、今年度は、新型コロナウイルス感染拡大をふまえ全面的に見直し、オンラインなどを活用した新しいプロジェクトとして開催することを決定した。 今回は「our curio City ‒好奇心、解き放つ街へ」がテーマ。コア会期11月18日(水)〜24日(火)に、オンラインと横浜市役所アトリウムで4プログラムを実施する。チケットは無料(一部有料)。公式サイト https://paratriennale.net/2020/ 「障害者の主体的な社会参加の促進」を目ざす 厚生労働省は、障害者雇用に関する取組みが優良な中小企業に付与する認定マークのデザインと愛称を公募し、東京都在住の金かな澤ざわ怜れ奈なさんの作品「もにす」に決定した。金澤さんは、このロゴは障害者を企業が丸くやさしく包み込み、「共に社会貢献をしていこう!」という想いを表し、愛称は「共に進む(ともにすすむ)」という言葉と、企業と障害者が共に明るい未来や社会に進んでいくことを期待して名づけたという。今後、障害者雇用促進法の認定を受けた中小企業は、認定マークを商品や広告、求人票、名刺などに表示できるようになる。 岐阜県は、高齢者や障害者施設で新型コロナウイルス感染者発生時の相互支援に関する覚書を事業者団体と締結した。 県は感染が発生した施設からの要請を受け、県老人福祉施設協議会や県知的障害者支援協会などの事業者団体に支援や調整を依頼。事業者団体は支援を行う登録施設と調整し、発生施設への職員派遣や食事の提供、デイサービス利用者らの受入れなどを行う。職員は、高齢者施設から障害者施設など分野を越えた施設への派遣も可能とした。 香川県は、障害者支援施設で新型コロナウイルスの感染者が確認された場合に備え、香川県知的障害者福祉協会などと新たに「香川県相互支援システム(通称KケーソスーSOS)」に関する協定を結んだ。 県内の障害者支援施設で新型コロナウイルス感染者が確認され、施設運営の支援が必要なときに、ほかの施設から職員を派遣する。知的、身体障害者が生活する県内24施設が協力。運用する場合は、施設の状況などをふまえて県が必要性を判断し、派遣要請をする予定。 仙台市青葉区の住宅街に、知的障害者向けのグループホームや飲食店などが集まる複合拠点「台の森」がオープンした。 約2000㎡の土地活用策を検討していた土地所有者に、住宅メーカーの「積水ハウス株式会社」(大阪府)が提案し、周辺住民と意見交換を重ねながら整備。建物は土地所有者が持ち、各テナントに長期契約で貸す仕組み。敷地内には「社会福祉法人なのはな会」(仙台市)が運営するグループホームのほか陶芸窯、ギャラリー、カフェ、イタリアンレストランなどがある。 暗闇や音のない世界を通じ、視覚障害者や聴覚障害者の日常を体感できる体験型ミュージアム「ダイアログ・ミュージアム〝対話の森〞」が、パラトリエンナーレ開催へ神奈川生活情報働く県と障害者支援施設が新協定香川グループホームなどの複合拠点を開設宮城ダイバーシティ体感ミュージアム開館東京商品開発から経理まで担当兵庫地方の動き国の動き感染時に職員の相互派遣岐阜障害者雇用の認定マークと愛称決定厚生労働省30

元のページ  ../index.html#32

このブックを見る