働く広場2020年12月号
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働く広場 2020.12 また農福連携の取組みの一環として、提携農家の協力を得て利用者が就農体験をし、収穫や仕分けにかかわった農産物を使ったメニューも取り入れる予定。営業時間は平日午前11時〜午後5時。問合せはFLAT福島へ。電話:024ー572ー3930 2019(令和元)年に閉店した上越市の「滝本菓子店」の銘菓「チャーム」が、障害者支援などを行う「NPO法人ささえ愛みんなの家」(上越市)の運営する障害者就労継続支援事業所「はなの家」で復活した。 チャームは、バタークリームとあんを挟んだブッセ風の和洋菓子。同法人が障害者の就労の場として今年オープンした「喫茶たんぽぽ」のメニューに加えるため、施設の利用者や指導員が元店主から指導を受け、約2カ月かけてつくり方を習得。 9月から敷地内にある菓子製造店でテイクアウト販売も可能になった。価格は以前と同じ1個190円(税込)。数に限りがあるため、電話予約がおすすめ。問合せは喫茶たんぽぽへ。電話:025ー523ー1504 人手不足に悩む農業に障害者も参画してもらおうと「NPO法人オールしずおかベストコミュニティ」(静岡市)が、農家と障害福祉事業所の仲介事業を開始した。 同法人は静岡県から農福連携事業を受託し、マッチングを強化するため今年度から農福連携ワンストップ窓口を設置。コーディネーターが、農家と福祉事業所をつなぐ活動を展開している。みかん農家での手伝いから始め、障害者が農業にたずさわる「農福連携」の取組みを広げる計画だという。 ほかの障害者福祉施設にも呼びかけ、牧まき之の原はら市の茶畑や静岡市の自じ然ねん薯じょの農園の作業にも従事できるようにしていく。 「JAみくまの西にし向むかい営農センター」(東ひがし牟む婁ろ郡串くし本もと町)と「社会福祉法人つばさ福祉会」の障害者福祉施設「エコ工房四季」(同町)が、農福連携事業として米栽培などの福祉農園の立上げに着手した。 同センターはこれまで、エコ工房四季とともにニンニク栽培を展開してきたが、今年から休耕田4千㎡を活用してコシヒカリ、畑ではナスやカボチャを栽培。利用者約10人が、農作業にたずさわる。飲食店や体験型観光農園なども視野に入れ、地域経済の活性化や地域農業の維持につなげる予定。 「NPO法人日本障害者協議会」代表の藤ふじ井い克かつ徳のりさんと、「公益財団法人共用品推進機構」専務理事の星ほし川かわ安やす之ゆきさんが『障害者とともに働く』(岩波書店刊)を出版した。 「障害のある人の労働」をテーマに、障害者が働くさまざまな企業や事業所の事例を紹介。テレワークの広がりやAIの導入など人々の働き方が大きく転換するなかで、だれもが笑顔で働ける社会のあり方を考える。新書判204ページ、820円(税別)。三重2020年度地方アビリンピック開催予定茨城県、千葉県、石川県、三重県、滋賀県、京都府、広島県、佐賀県*部門ごとに開催地・日時が分かれて いる県もあります*  の県は開催終了(開催中止含む)11月下旬~1月地方アビリンピック検索※新型コロナウイルス感染症の影響により、変更する場合があります。千葉茨城滋賀京都石川広島佐賀本紹介農家と障害福祉事業所を仲介静岡JAと障害者施設が農園和歌山地元の銘菓を復活販売新潟『障害者とともに働く』31

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