働く広場2021年1月号
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働く広場 2021.1SPORT PLAYGROUND SPORT×ART」(江東区)をオープンした。入場は予約制で、無料。2021年9月20日(月・祝)までの期間限定施設となる。 1周280mの陸上トラックのほか、バスケットボールコートやスケートボード場、車いすのまま乗降して楽しめる遊具もある。トイレはすべて多目的トイレで、車いすで入れるシャワールームも整備。営業時間は平日午後3時〜午後9時、土日祝日は午前10時〜午後9時。https://tokyo-sp.com/ 「セイコーウオッチ株式会社」(中央区)は、視覚障害者に向けた音声デジタルウオッチを、インクルーシブデザインに沿って、11年ぶりに刷新した。 今回は視覚障害者団体へのヒアリングを実施し、スポーツ時にも使いやすいモデルを加えた。音声デジタルウオッチは、ボタンを押すことで音声が流れて時刻がわかるほか、アラーム時刻、ストップウオッチの経過時間なども音声で通知。時刻修正を音声で案内する機能も備わっている。4時の位置に溝を設けてスピークボタンを判別しやすくし、それ以外のボタンにはガードを設けて誤作動を防止する仕様に改良した。価格は1万7千円(税別)。 「全日本空輸株式会社(ANA)」(港区)と「日本航空株式会社(JAL)」(品川区)は、高齢者や障害者など配慮を必要とする旅行者に向けた「新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた 東京都は、義足や人工関節の使用者、内部障害や難病のある人、妊娠初期の女性など、援助や配慮を必要としている人たちを対象に配布している「ヘルプマーク」の普及推進活動として、多言語版(英語、中国語、韓国語)のホームページとチラシを制作した。ホームページでは、ヘルプマークの概要やヘルプマークを身につけた人を見かけたときの対応をわかりやすく説明。チラシはホームページから自由にダウンロードできる。https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/helpmarkforcompany/pr/2020/202010.html 山梨県は、農家と障害者がともに働く「農福連携」商品のブランドづくりを進めるために、専用のロゴマークを決めた。マークは、「農福」と書かれた文字のほか、無限の可能性がある農業と福祉をイメージしたクローバーと富士山がデザインされている。農福連携に取り組む福祉施設などにロゴマークのステッカーを配り、販路拡大などを図ってもらう。 岐阜県図書館(岐阜市)は、コロナ禍かで休止していた視覚障害者向けの「対面読書サービス」を、新たにビデオ通話アプリ「Zoom」を活用したオンラインで再開した。利用者が図書館に来館することなく自宅にいながら図書の音訳を聴くことができ、双方向のやり取りもできる。 また同図書館では「バリアフリーコーナー」も新設し、視覚障害者のほか活字が読みにくい発達障害者、高齢者、日本語の読書に困難のある人たちに幅広くサービスを提供している。絵や音で楽しめる本や拡大読書器、活字文字読み上げ装置などの読書支援ツールも揃えた。 鹿児島県は、県内の障害者が生産にかかわった農作物や工芸品をインターネット販売するウェブサイト「農福オンラインマルシェ鹿児島」を開設した。障害者の就業機会確保や農業のにない手不足の解消、収入増などを目ざす。 例年は年2回、JR鹿児島中央駅前の広場でマルシェを開催していたが、今回は新型コロナウイルス感染防止のため、初のオンライン販売となった。県内の就労支援センターや障害者施設など24施設が参加し、白菜やサツマイモなど旬の野菜類や財布などを販売。利用者は会員登録なしで購入できる。「一般社団法人かごしま障がい者共同受注センター」がオンラインショップを運営。2021(令和3)年3月末まで。https://noufuku-kago.shop-pro.jp 「三井不動産レジデンシャル株式会社」(中央区)と「ナイキジャパングループ合同会社」(港区)は、子どもから高齢者、障害者まで多くの人が楽しめるインクルーシブデザインをコンセプトとしたスポーツパーク「TOKYO 「農福連携」県がブランド化山梨オンラインで「対面読書サービス」岐阜音声デジタルウオッチ刷新東京ANAとJALが接遇ガイドライン策定東京「農福連携」サイトで農作物や工芸品販売鹿児島生活情報地方の動き障害者も楽しめるスポーツパーク東京「ヘルプマーク」多言語でも広報東京30

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