働く広場2021年1月号
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「YOUの視点」で幸せの量産を目ざす――2019年6月に立ち上がった「サステナビリティ推進室」は、2020年2月に早はや川かわ茂しげる代表取締役副会長がCSO(Chief Sustai-nability O cer:最高サステナビリティ責任者)、大塚さんが副CSOに就任しました。どのような取組みをされているのでしょうか。大塚 メンバー10数人のサステナビリティ推進室は、これまで各部が取り組んできたSDGsのための活動・事業のスピードアップと拡大をうながしていく部署です。世の中のさまざまな方面からのトヨタへの期待値を受けとめ、応えきれていない現場があれば、上層部へのかけあいも含め必要な支援もします。大塚友美(おおつか ゆみ)1992(平成4)年、トヨタ自動車株式会社入社。初代ヴィッツなど国内向け商品の企画、ダイバーシティプロジェクトなどの施策企画・推進を担当。新コンセプト企画・海外営業などを経て、2017年8月からスポーツカー・モータースポーツを担当するGAZOO Racing Companyを担当。2020(令和2)年2月より現職。トヨタ自動車株式会社 サステナビリティ推進室副CSOリーダーズ  トーク第3回Leaders Talk大塚友美さん働く広場 2021.1※1 SDGs: 持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)。2015年9月の国連サミットにおいて採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目ざす国際目標。17のゴール・169のターゲットから構成される※2 本誌2020年2月号「この人を訪ねて」のコーナーで、同社取締役社長の有村秀一さんの取材記事を掲載しています  自動車業界をけん引してきたトヨタ自動車株式会社(以下、「トヨタ」)は2020(令和2)年、「SエスディージーズDGsに本気で取り組む」と宣言し、注目を浴びました。SDGs(※1)の一つとされている障がい者雇用については、これまで特例子会社「トヨタループス株式会社」(※2)が大きな役割を果たしてきましたが、2019年に「サステナビリティ推進室」が新設され、トヨタ全体のダイバーシティを進める動きも加速しています。そこで、社内のリーダー役を務める副CSOの大塚友美さんに、新たな取組みや今後の方針についてお話をうかがいました。「サステナビリティ推進室」始動(文)豊浦美紀 (写真)官野貴検索働く広場 2月号2

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