働く広場2021年3月号
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顧客満足を支える社風、多様な社員の活躍と業務拡大の礎いしずえに――東急リバブルは2006年、障害者雇用においてサテライト(在宅勤務)スタッフの採用を始めました。取組みのきっかけや経緯を教えてください。太田 私は、当時は経営企画部にいて直接かかわっていませんが、その少し前に人事部で障害者雇用にもたずさわっていました。世の中で障害者雇用への取組みが広がりつつあるなか、東急リバブルではまだ採用方法も確立していませんでした。ちょうど私自身が社会保険労務士の資格を持っていたこともあり、仲間から助言をもらいつつ就労移行支援事業所などを回りましたが、思うようにうまくいきませんでした。というのも社内では、障害太田陽一(おおた よういち)1983(昭和58)年、東急不動産株式会社入社。1995(平成7)年、東急リバブル株式会社出向、経営管理本部経営企画部長、流通事業本部副本部長、関西支社長、経営管理本部長などを経て、2019年4月より現職。東急リバブル株式会社 代表取締役社長リーダーズ  トーク第4回Leaders Talk太田陽一さん働く広場 2021.3 不動産流通業界の大手「東急リバブル株式会社」は、障害者雇用において2006(平成18)年にいち早く在宅勤務制度を導入、2013年にはダイバーシティ専門部門を立ち上げて積極的に業務拡大や働き方改革に取り組んできました。これまでの障害者雇用推進の背景や今後の展望について、代表取締役社長の太田陽一さんにじっくり語っていただきました。図面作成を在宅勤務でテレワーク推進賞受賞(文)豊浦美紀 (写真)官野貴2

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