働く広場2021年4月号
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働く広場 2021.4ダウン症や知的障害のあるモデルが所属する「sスタジオtudioEエリカrika」(島田市)が手を組み実現。創刊号はA4判22ページ。衣装は県内の店舗から提供を受けた。SNSを通じて募集・写真選考を通過した4歳から30代の8人も撮影に参加している。今後は年4回の発行を予定。 「県立明あけ野の高校」(伊勢市)と、障害者施設を運営する「社会福祉法人ベテスタ」(松阪市)が、農業と福祉をつなげる「農福連携」の一環として、災害備蓄用パン「あんぱんかん」を共同開発した。 同校とベテスタは数年前から農作物の栽培などで協力し、ベテスタが運営する障害者施設で防災用パンの製造を手がけていることから、2020年に共同で開発に乗り出した。生産科学科作物部門の3年生や施設利用者が協力し、甘みの強いサツマイモとして知られる安あん納のう芋いもを栽培。あんの製造は市内の老舗和菓子店「藤ふじ屋や窓そう月げつ堂どう」が担当し、ベテスタの施設でパンを製造、長期保存のための菌検査などをくり返して商品化に成功した。「あんぱんかん」は1缶2個入り540円(税込)。同校の直売所やベテスタで販売。問合せはベテスタへ。電話:0598ー28ー4835 人材サービス大手の「パーソルホールディングス株式会社」(東京都港区)は、障害者雇用にかかわる新会社「パーソルネクステージ株式会社」(東京都港区)を設立し、2月に福岡県内に1カ所目のオフィスを開設した。雇用契約を結んだ障害者に働く機会の提供などを行い、一般企業への就労も支援する。3年で200人以上の障害者を雇う計画で、地方在住でも活躍できる環境づくりを整える。 パーソルネクステージは、就労継続支援A型事業としてグループ会社などからテレワークでも可能なIT業務などの仕事を引き受ける。福岡オフィスをはじめ九州地方や地方都市に3年間で計10拠点を設ける方針。障害者を雇用しながら、企業に就職を希望する障害者の教育や就職の支援、職場での定着のサポートも手がける。 本誌2018年7月号から11月号で、コミックエッセイ「うちの子はたらく体験記」を連載した(※)漫画家のかなしろにゃんこ。さんが、発達障害のある息子「リュウ太くん」の内面に迫ったコミックエッセイ「発達障害で問題児でも働けるのは理由がある!」(講談社刊)を出版した。 「自分に合う仕事はどうやって見つけるか」、「発達障害のさまざまな特性に、どう対処するか」。紆余曲折の末に、希望していた仕事に就職できたリュウ太くんの実体験をもとに、親の気づきや本人へのインタビューなどを交えながら働くことのヒントを紹介。また、「一般社団法人日本雇用環境整備機構」理事長で、発達障害者の就労支援に詳しい石いし井い京きょう子こさんの解説も掲載。児童・生徒のみならず社会人一般の方もご応募いただけます。絵画コンテストの応募は障害のある方が対象です。写真コンテストの応募は障害の有無を問いません。多くのみなさまからのご応募をお待ちしています。令和3年度主催:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構シンボルキャラクター“ピクチャノサウルス”募集期間(応募作品受付期間)検索JEED 絵画写真検索働く広場 2018年7月号詳しくは、ホームページの募集要項をご覧ください。<過去入賞作品やポスターもご覧いただけます>令和3年3月1日(月)~6月15日(火)【消印有効】作品大募集!「絵画コンテスト 働くすがた~今そして未来~」「絵画コンテスト 働くすがた~今そして未来~」「写真コンテスト 職場で輝く障害者~今その瞬間~」「写真コンテスト 職場で輝く障害者~今その瞬間~」あなたの力作がポスターになる!高校と防災用パンを共同開発三重パーソルHDが障害者雇用の新会社福岡本紹介『発達障害で問題児でも働けるのは理ワ由ケがある!』 働く※ 当機構ホームページでご覧になれますかなしろにゃんこ。(著)/石井京子(監修・解説)/講談社/A5判170ページ/1,540円(税込)31

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