「働く広場」2021年10月号
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働く広場 2021.10❶ 作業施設、作業設備などの設置または整備を行う ⇒ 障害者作業施設設置等助成金(事例2)❷ 福祉施設の設置または整備を行う ⇒障害者福祉施設設置等助成金❸ 雇用管理のために必要な介助などの措置を行う ⇒障害者介助等助成金(事例3、事例4)❹ 通勤を容易にするための措置を行う ⇒重度障害者等通勤対策助成金(事例1)障害者介助等助成金・業務の遂行に必要な援助や指導を行う職場支援員を配置(=雇用)または委嘱 ⇒職場支援員の配置又は委嘱助成金・職場復帰のために必要な職場適応の措置を行う ⇒職場復帰支援助成金職場適応援助者助成金・ 訪問型職場適応援助者(ジョブコーチ)による支援 ⇒ 訪問型職場適応援助者助成金・ 企業在籍型職場適応援助者(ジョブコーチ)による支援 ⇒企業在籍型職場適応援助者助成金~視覚障害者の業務をサポートする職場介助者の委嘱~ 【障害者介助等助成金(職場介助者の委嘱助成金)】 社会福祉法人Fで働く視覚障害のあるEさんは、施設長の業務を担当することになりました。全盲のEさんは普段の文書の読み書きでは点字を使用しているため、受け取った印刷物や手書きの文書は読み上げてもらったり、点字に訳してもらったりする必要があり、反対に施設で働くスタッフへの伝達事項などは文字で示す必要がありました。また、外出時の移動の安全確保も課題でした。そこで、助成金を活用して職場介助者を委嘱し、印刷物などの読み上げやスタッフへの伝達文書の作成補助、外出時の移動の付き添いをしてもらうことにしました。これにより、Eさんは施設長として業務を円滑に行うことができるようになりました。~聴覚障害者のリモート研修を支える要約筆記担当者の委嘱~【障害者介助等助成金(手話通訳・要約筆記等担当者の委嘱助成金)】 H社では社員研修を開催する際に、聴覚障害のあるGさんのために助成金を活用して手話通訳者を委嘱していました。ところが、新型コロナウイルス感染症対策としてテレビ電話によるリモート体制で研修を行うこととなり、画面越しの手話通訳では研修内容を把握することが困難となりました。そこで、Gさんのために要約筆記担当者を委嘱し、字幕を通じて研修を受講できるようにすることで、Gさんは自宅にいながら研修の正確な内容を把握することができるようになりました。事例 3事例4このような助成金もあります令和3年度より助成金が新設されました!JEED INFORMATIONNew!New!13

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