働く広場2021年12月号
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働く広場 2021.12 東京都が、これまでの新型コロナウイルスクラスター発生施設への支援事例などから、「高齢者施設・障害者施設の新型コロナウイルス感染対策事例集」を作成した。感染症がひとたび発生すると集団感染となる例も多いため、日ごろの感染対策や施設体制の整備をうながす。事例集では、誤った感染対策事例や正しい対策方法・解説などを、テーマごと(環境整備、医療廃棄物、手指衛生、個人防護服、管理体制、ほか)にイラストを用いてわかりやすく紹介。東京都福祉保健局のウェブサイトからダウンロードできる。問合せは、同局感染症対策部計画課まで。電話:03ー5320ー4254 東日本旅客鉄道株式会社(東京都)が、車いす利用者や視覚障害者らの乗降時に流れるアナウンスの内容を一部見直す。障害者団体などから、痴漢やストーカーの被害につながっているとして改善を求める声が上がり、国土交通省が、鉄道事業者に別の方法を検討するよううながしていた。 アナウンスはもともと、乗務員らが乗車位置や降車駅情報を共有したり、乗降時に異常を覚知したりするために使用しているが、一部の路産者「お米の配達人」の協力で、ブランド米「新之助」を組み合わせた。炊き込みご飯の素セットは市内各所で販売するほか、一般サイトでも購入できる。一箱3900円(税込、送料込)。問合せは「お米の配達人」まで。電話:025ー556ー7001https://www.sonoda-t.com/ 社会福祉法人佛ぶっ子し園えんの障害者福祉施設「日本海倶く楽ら部ぶ」(鳳ほう珠す郡ぐん能の登と町ちょう)が運営する地ビール工房が、新ビールとして自家栽培の島唐辛子を一緒に発酵させた「焼肉ピルス」と、自家焙煎のコーヒー豆を漬け込んだ「珈琲焙ばい煎せんピルス」を開発した。1998(平成10)年から地ビール開発を始めた工房では、これまで「ダークラガー」、「奥能登伝説」などを販売、新商品の発売は15年ぶりとなる。通販サイトでも購入可能。3本セット2850円(税込)から。https://beerclub.base.shop 「一般社団法人たまご」(長崎市)と、「チョーコー醤油株式会社」(同市)が共同制作したドレッシング「幸せ運ぶ白のまちドレ じゃがいもドレッシング」が発売された。 利用者20人らが、チョーコーのアドバイスを受けながら県産のジャガイモを使ったドレッシングのレシピを考案。すりおろしたジャガイモとタマネギに隠し味でベーコンエキスを入れ、イタリア産チーズも加えてコクを出した。長崎の出島やジャガイモ、ドレッシングのキャラクターを線で実施されているタブレット端末による情報共有の方法を拡大させ、将来的にはアナウンスをやめる方向で検討するという。 介護・福祉施設などを運営する「東北福祉ビジネス株式会社」(仙台市)が、多様性を重んじるインクルーシブ社会をコンセプトにした飲食店「KけやきeyakinのoMもりoriCカフェAFE&アンドAアーツRTS」を、日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)内にリニューアルオープン。障害者の就労支援にも取り組む。 店では約80席を用意し、県産食材を使ったセット料理やパスタ、カレーなどを提供。11月からは就労継続支援B型事業を始め、利用者が清掃や食材準備補助などの作業に加わる。各地の事業所とも連携し、利用者が手がけた絵画やドライフラワーなども販売していく予定。営業時間11〜21時(日立システムズホール仙台の開館時間に準ずる)。不定休。電話:022ー343ー9141https://sver.info/keyakinomori_cafe/ 障害者就労支援施設「ワークセンターにしうみ」(糸いと魚い川がわ市)が、市内のコメ農家らと共同で「炊き込みご飯の素もと」のセット商品などを開発した。にしうみでは、施設で飼育している地鶏「翠み鶏どり」を使ったスープを開発し、レトルト食品の製造機械も導入。セット商品は市内の生農家らと炊き込みご飯商品を開発新潟「地ビール」の新商品を発売石川企業とドレッシングを共同制作長崎施設のコロナ感染対策「事例集」東京JR東日本が車いす利用者らの乗降アナウンス見直しへ生活情報地方の動き市施設にインクルーシブカフェ宮城働く東京都 感染対策事例集検索30

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