働く広場2022年1月号
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青山桂己奇形魚画材:紙、ボールペンなど/サイズ:31.0cm×14.3cm青山 桂己(あおやま けいこ)1978(昭和53)年生まれ。岐阜県郡上市在住。発達障害がある。●経歴2004年 「カンヌ国際芸術祭」黄金の幸福賞2007年 「ロシア国立芸術アカデミー美術館」アカデミー特別賞2015年 「個展」(郡上八幡楽藝館・郡上画廊/郡上市)2018年 「個展」(みんなの森 ぎふメディアコスモス・みんなのギャラリー/岐阜市)2019年 「いろんなみんなの展覧会 たわわに、実る。」(ぎふ清流文化プラザ)   他内面を投影した線の集合体 一部の彩色を除いて、おもに0.25mmの黒色水性ボールペンで描くモノクロの世界。 綿密に描かれた線描のなかには、文字や象徴的なアイコンが隠れていることもあります。絵には、認知症の母に対する思いや、発達障害、腎臓病である自分の内面が投影されているようです。青山さんによれば、絵が好きでも嫌いでもないそう。中学生になり、自分が劣っていると感じ、それを補う手段として、何か特技を見つけたいと絵を描くことを始めました。(文:TASCぎふ)協力:TASCぎふ(岐阜県障がい者芸術文化支援センター)

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