働く広場2022年1月号
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だれもが働きやすい地域密着のコンビニ――垣見さんは2019(平成31)年に伊藤忠商事株式会社から出向してきましたが、それまでも障害者雇用にかかわった経験があるそうですね。垣見 私が部長を務めていた「伊藤忠商事株式会社」(以下、「伊藤忠」)の人事・総務部は、特例子会社「伊藤忠ユニダス株式会社」(以下、「ユニダス」)を主管していました。クリーニング事業や印刷事業などを手がけるユニダスは、半数以上が障害のある社員ですが、健常の社員と一緒の職場で助け合って働いています。現地を定期的に訪れていましたが、伊藤忠社員の名刺作成を担当する障害のある社員が、垣見俊之(かきみ としゆき)1990(平成2)年、伊藤忠商事株式会社入社。人事部などを経て2003年から2007年までニューヨーク駐在。帰国後に人事・総務部企画統轄室長、人事・総務部長を経て2019年から株式会社ファミリーマートに出向し、現職。株式会社ファミリーマート執行役員CAO(兼)管理本部長リーダーズ  トーク第5回Leaders Talk垣見俊之さん働く広場 2022.1 2021(令和3)年に創立40周年を迎えた「株式会社ファミリーマート」は、国内にコンビニエンスストア約1万6600店舗を展開しています。障害者雇用については、社内で立ち上げたダイバーシティ推進委員会の方針を軸に、支援体制の強化や職域拡大に取り組んできました。これまでの経緯や今後の方針について、執行役員CAO(Chief Administrative O cer)(兼)管理本部長の垣見俊之さんにお話をうかがいました。経営陣が問題意識を共有(文)豊浦美紀 (写真)官野貴2

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