働く広場2022年3月号
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働く広場 2022.3城県)は、システム関連会社に勤務している。競技後、「最初に人の目に触れる部分として、ホームページのデザインは大事だとあらためて感じました」と話していた。 「コンピュータプログラミング」(6時間)は、小型アームロボットを使って、指定された場所で指定された手先の動きを実現するプログラムを作成するなかで、システムエンジニアとしての総合的な技量が求められる。今回は2人が挑戦。田た中なか卓たく也やさん(神奈川県)は、これまで銅賞・銀賞を受賞しているが、今回は競技中に悩む姿も。「これまでとは作業工程の前提が変わっていて、つまずきました。次回も挑戦します」と気持ちを新たにしていた。中なか山やま太た郎ろうさん(熊本県)は、これまで国際アビリンピックの同種目に出場するなど経験豊富だ。競技後は「誤差の補正に試行錯誤しましたが、なんとか形になりました」と語り、銀賞を受賞した。 「写真撮影」(4時間)の今回の競技課題は、東京ビッグサイトで開催されるアビリンピック2021をパンフレットなどで紹介することを想定し、大会の模様や会場風景を魅力的に撮影すること。竹たけ田だ茂しげ宏ひろさん(山形県)と向むこう伸しんさん(山形県)の2人は、同じ就労継続支援B型事業所あり、前向きな性格なので、競技も楽しんでいるはず」と見守っていた。大手部品メーカーに勤めて1年目の中なか野の裕ゆう磨まさん(徳島県)は、初のアビリンピック挑戦。「この競技への参加を機に、職場でも自分のスキルを向上させていきたい」と抱負を語っていた。●表計算/ホームページ/コンピュータ プログラミング/写真撮影 「表計算」(75分)は、エクセル2016を使用し、3大機能「表計算」、「簡易データベース」、「グラフ作成」の総合的なスキルを競う。渡わた邊なべ俊しゅん介すけさん(佐賀県)は、前回大会では就労支援事業所からワード・プロセッサ種目に出場し、その後に地元企業に就職。システム系の部署で端末機器の管理業務などを担当している。競技後、「アビリンピックは、自分のスキルを高められるので、これからも挑戦していきたいです」と語ってくれた。 「ホームページ」(3時間)の今回の競技課題は、選手の「所属先(都道府県)の特産品・名産品を紹介するホームページ作成」。事前課題として各選手が作成してきたホームページをもとに、当日課題として提示される新たな仕様に沿って完成させる。前回大会はワード・プロセッサ種目に出場していた米まい田た勝かつ利としさん(宮「ワード・プロセッサ」中野裕磨さん(徳島県)「表計算」渡邉俊介さん(佐賀県)「ホームページ」米田勝利さん(宮城県)「コンピュータプログラミング」田中卓也さん(神奈川県)「コンピュータプログラミング」銀賞、中山太郎さん(熊本県)「写真撮影」竹田茂宏さん(山形県)6

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