働く広場2022年7月号
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「ジョブデザイン・サポートプログラム ジョブリハーサルの改良」「発達障害者のワークシステム・サポートプログラム 在職中又は休職中の発達障害者に対する作業管理支援」   実践報告書No.39(令和4年3月発行) 発達障害者の職場定着を進める際は、苦手といわれる作業遂行の管理(マネージメント)能力を高める支援が重要です。そこで、本報告書では、作業の一連の工程を的確に処理しタスクを完了する力(作業管理能力)をアセスメントする際の視点や方法を紹介するとともに、これらの視点に沿って、作業管理を行う際の課題を把握し対処方法を検討するためのツールを開発しました。 同じミスをくり返すなどの作業管理上の課題をもつ発達障害者とともに、課題を分析したり、対処方法を検討する際にお役立てください。※今号28〜29ページに詳しく掲載しています。働く広場 2022.7 当機構の障害者職業総合センター職業センターでは、就労支援の現場で、発達障害、精神障害、高次脳機能障害の方々や事業主等に対しよりよい支援を提供するために、新たな職業リハビリテーション技法の開発と改良を行っています。令和3年度は、作業管理上の課題を持つ発達障害者への支援技法の開発などを行いました。みなさま方の支援のヒントになれば幸いです。障害者職業総合センター(NIVR)ホームページから、全文やすぐに使える資料等をダウンロードできます。https://www.nivr.jeed.go.jp/center/index.html<お問合せ先>職業センター 企画課 調整係 TEL:043-297-9043精神障害のある方への支援技法開発の成果発達障害のある方への支援技法開発の成果高次脳機能障害のある方への支援技法開発の成果「高次脳機能障害者の復職におけるアセスメント」   実践報告書No.40(令和4年3月発行) 高次脳機能障害者の復職の際は、休職者と事業主双方の情報を幅広く収集し、復職のタイミングに間に合うよう計画的な支援の実施が求められます。そのため、情報収集、支援課題の把握、支援方針の策定、事業主との情報共有を円滑に行うための支援ツールを開発し、それらのツールの体系的な活用方法を取りまとめました。 高次脳機能障害者の職場復帰支援を進める際、特に事業主との調整方法を検討する際にお役立てください。   支援マニュアルNo.21(令和4年3月発行) うつ病などで休職中の方が、復職に向けて学んだ知識などを職場に近い環境で検証するための「ジョブリハーサル」の改良版支援マニュアルです。 今回の改良では、業務遂行能力に関する評価項目や、感染症対策のために単独で実施できるタスクワークを取り入れました。また、職位ごとに求められる役割を設定した実施パターンを設けるなど、企業や支援機関のニーズをふまえた改良を行いました。JEED インフォメーション14障害者職業総合センター職業センター令和3年度成果物のご案内

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