働く広場2022年7月号
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める取組み」だという。そして「特別なことをやっているわけではない」と謙遜するが、実際はどうなのだろうか。【昼休憩後に円陣を組んで声出しをする】【年間個人目標】【終業後の反省会】【班長制度】その一例は次のようなものだ。(現在、コロナ禍につき中断している)休憩後に全員が生産ラインに立つまでの時間短縮効果が見られた。「みんなの作業確認をして間違いをなくす」、「効率のよい現場にする」、「新しいセット作業にチャレンジする」、「まわりにやさしくする」、「休まず元気に仕事に来る」といった年間目標を、社員がそれぞれ設定する。食堂に掲示し、年の途中で目標を確認していく。表彰制度もある。作業をしている社員それぞれに合わせた目標に対して、「その日できたこと」、「できなかったこと」、「注意しないといけないこと」、「翌日の仕事のこと」などを各現場の責任者と話す。チーム全体の作業に目を配ったり、ほ・時計を読むことが苦手な社員でも時間・チョークの余分な部分(耳)を一気に・ノギスなど複雑な道具を使わなくても・正確にすばやくパックするための斜め・一度に60パックまとめてできる作業方・テープを貼るガイドラインが印刷され・工具のかたち(輪郭)が原寸大で壁のかの社員への指導やフォローを担当する役割をになう班長を任命する。(社員旅行はコロナ禍のため2年延期)所属や部門を越えたコミュニケーションを取れる大切な時間は、全社員にとっての励みである。こちらも枚挙にいとまがない。が把握できる「砂時計」取り除ける、櫛く状の道具サイズの検品ができる「検査棒」作業用土台た段ボールボードに描かれている工具置き場・チームでの目標設定一人ひとりが一生懸命働くことのできる環境づくり生産効率と品質を高める取組み【社員旅行、忘年会などの行事】ふりがなやイラストが入り、知的障害のある社員も理解しやすい乾燥炉の出口には、製品の不良状態を示す写真が貼られている社内に設置されたキットパスボードには、社員向けのお知らせが書かれている作業用の板を積み重ねてもよい高さが、わかりやすく表示されている  法し    22

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