働く広場2022年7月号
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※今号の「編集委員が行く」(20〜25ページ)は大塚委員が執筆しています。ご一読ください。編集委員のひとこと第14回株式会社FVP代表取締役 大塚由紀子本紹介■■LABO」(大阪市)が、農福連携のグラン 「編集委員が行く」のコーナーで、日本理化学工業株式会社を取材した。原稿にも書いたが、10年ぶりくらいの訪問。社長の大山隆久さんには、3年ぶりくらいの再会だったが、以前にも増してエネルギッシュだった。社屋の廊下にはキットパスで描かれた絵画が多数展示されていた。定期的にキットパスのイベントが開催されているそうで、若きアーティストたちの作品だそうだ。そして、工場の脇には、北海道美■唄■市の特産品を集めた「アンテナショップ」ならぬ「北海道・美唄コンテナショップ」が。コンテナハウスを利用したショップであること、40年以上前からコンテナ便で美唄工場から川崎工場へチョークを移動させており、そのコンテナ便に地元で採れた新鮮な野菜やお米、加工品などを一緒に載せて川崎まで運んでいることが、「コンテナショップ」の名前の由来だそうだ。お米、お菓子、焼き鳥、はちみつなどなど、売られているのはすべて美唄産。ほかでは売られていない限定品であり、私も購入した。さっそく次の休日に、買った商品をいただいた。日本理化学工業の元会長が禅の導師から教えられたという「人間の究極の幸せは四つ。人に愛されること、人に褒められること、人の役に立つこと、そして、人から必要とされること。愛されること以外の三つの幸せは、働くことによって得られる」との言葉をかみしめながら。じんわりとうれしい気持ちになった。「人間の究極の幸せ」農福連携のグランピング施設 「三和建設株式会社」(大阪市)と「一般社団法人F■UKURO」(京都市)で共同設立した「一般社団法人S■■■D■■G■■s■ピング施設「かいづかいぶきヴィレッジ」(貝塚市)をオープンした。総面積約12万1000㎡の敷地には、17棟のグランピング施設のほか、キャンプサイト、地産地消をテーマにした、カフェ&レストラン、貸農園、農産物直売所、バーベキュー場などを整備。昨年、大阪府が農業分野での障害者就労促進の場として、府立の農業公園へと整備し、SDGs LABOが府から指定業務管理を受けた。運営の大部分を障害者がになうことを前提に、今後は福祉作業所もつくり、障害者の就労・自立支援につなげていくという。障害者は、農業や施設の維持・整備だけでなく、飲食店での調理や接客サービ■ ■■  ■     ■■■■■ミニコラム スなど幅広い業務に従事していく予定。問合せは、かいづかいぶきヴィレッジへ。電話:072ー479ー8026『自閉症・知的障害者支援に役立つ氷山モデル・ABC分析シートの書き方・活かし方』 「社会福祉法人大府福祉会たくと大■府■」(愛知県)の施設長で社会福祉士・公認心理師の林■大■輔■さんが、『自閉症・知的障害者支援に役立つ氷山モデル・ABC分析シートの書き方・活かし方』(中央法規出版刊)を出版した。障害者支援の現場で、利用者へのアセスメントの際に多く使われる氷山モデル(本人の行動の課題の背景には、特性や環境などが隠れており、それを解決して課題の行動を減らすという考え方)や、ABC分析(行動が起こるにはきっかけがあり、先行事象や結果の調整で行動を変えるという考え方)の効率的・生産的な書き方や活かし方を紹介する。事例とシートを使ったスタッフミーティングの流れを漫画でわかりやすく示すほか、ミーティングにおける話し合いのコツや情報のとらえ方、支援方針の導き方などを具体的に解説する。B5判、176ページ、2640円(税込)。大阪働く広場 2022.731

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