働く広場2022年8月号
18/36

「eエnherb」の運営を行う「株式会社コネクト」。同社では知的障害のある社員2人が活躍しており、全国の29店舗に発送する書類やPOPの制作、各店舗から送られてくる売上伝票の入力作業、衛生管理チェックシートの確認作業やPDF化などの事務作業を担当している。を経て、2021(令和3)年4月に新卒採用として入社した。塚本さんは仕事について、「衛生管理チェックシートの確認作業で、店舗に電話をする際、緊張で何を話せばよいかわからなくなったことがあり、話すことをメモに書き出してから電話をするようにしています」と話す。関係企業から転籍してきた岩い田た樹き実み果かさんは塚本さんと同期入社だが、実務経験があるため、先輩として塚本さんから頼られているそうだ。岩田さん自身も、後輩ができたことが成長の大きなきっかけとなったという。売上伝票の入力作業では、「お金にかかわることなので、ダブルチェックを行うなど確認作業を大事にしています」と話す。人だが、店舗のスタッフとしても働くことを目ざし、本社内のショールームなどでトレーニングを積んでいる。この日は、実際の店舗での作業を見学し、開店準備作業の一部にチャレンジした。塚本さんは、「笑顔を絶やさず、きびきびと働く店舗スタッフの姿にあこがれます」と話す。トに専任の支援者はたてず、社員全員が支援にあたる体制をとっている。今後は、障害のある社員を増やし、チームとして店舗支援にあたる体制を整え、メンバーの育成と、孤立させない仕組みづくりを目標としている。塚つ本も陽は日かさんは、特別支援学校在学時のインターン日本全国の百貨店や商業施設にある、ハーブ専門店日ごろ、本社での事務作業を通して店舗を支える2現在、株式会社コネクトでは障害のある社員のサポーわとるかーブハン店舗で使用するPOPの切り出し作業サンプル品の袋詰め作業封をしたサンプル品に、内容表示シールを貼る売上伝票の入力作業を行う塚本陽日さん(右)と岩田樹実果さん(左)16

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る