働く広場2022年8月号
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 「第6回Art to You! 東北障がい者芸術全国公募展」に出品し、山形県知事賞を受賞した作品です。キャンバスいっぱいに可憐な花々が、鮮やかな色彩をまとって配置されています。そんななかに昆虫が群れ、鶏が仲よくえさをついばんでいます。ヴィヴィッドで躍動感あふれる色彩に圧倒されるとともに、ほのぼのとした温かい人柄が伝わってくるようです。曽我部林造(そがべ りんぞう) 1964(昭和39)年、愛媛県周■■■桑■■郡■■丹■■原■■町■■■(現・西条市丹原町)生まれ。知的障害があります。 幼少から中学生のころまで楠■■窪■■という山懐で育ちました。就労継続支援B型事業所に通いながら、そのころに慣れ親しんだ動物や色とりどりの花を主体にした、ユーモラスで温かみのある絵画製作に、約15年前から取り組んでいます。下書きなしのペン画で、迷いなく一気に描き上げる手法には、次々と湧いてくるエネルギーや生命力を感じます。定期的に個展を開催したり、公募展に応募したりしています。(文:NPO法人石鎚スクエア 就労継続支援B型事業所V■■■(NPO法人石鎚スクエア 就労継続支援B型事業所Visee)isee 管理者 篠塚忍)画材:画用紙、ペン/サイズ:1090mm×790mm協力:愛媛県障がい者アートサポートセンター曽我部林造百花繚乱を愛でる

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