働く広場2022年8月号
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8・0億円(7・2億円)183億円(187億円) 17億円(17億円)5てんかんの地域診療連携体制の整備   6摂食障害治療体制の整備        7こころの健康づくり対策等の推進発達障害児・発達障害者の支援施策の推進1発達障害児・発達障害者に対する地域支援機能の強化2発達障害の初診待機解消に関する取組の推進 93百万円(93百万円)3・9億円(2・7億円) 0・5億円 精神障害者が地域の一員として安心して自分らしく暮らせるよう、住まいの確保支援を含めた精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築を目指す。このため、障害保健福祉圏域ごとの保健・医療・福祉関係者による協議の場を通じて、精神科病院、その他医療機関、地域援助事業者、市町村などとの重層的な連携による支援体制を構築し、地域の課題を共有した上で、地域包括ケアシステムの構築に資する取組を行う。また、精神疾患の予防や早期介入を図る観点から、メンタルヘルス・ファーストエイドの考え方を活用した「心のサポーター養成事業」を実施し、メンタルヘルスや、うつ病、摂食障害などの精神疾患に対する理解の促進及び地域や職場での支援を受けられる体制確保を推進する。地域で生活する精神障害者の病状の急変時において、早期に対応が可能な医療体制及び精神科救急情報センターの相談体制を確保するため、引き続き地域の実情に応じた精神科救急医療体制を整備する。また、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に資する精神科救急医療体制整備を推進するとともに、依存症患者が救急医療を受けた後に適切な専門医療や支援等を継続して受けられるよう、依存症専門医療機関等と精神科救急医療施設等との連携体制を構築する。心神喪失者等医療観察法に基づく医療を円滑に行うため、引き続き指定入院医療機関を整備し、地域偏在の解消を進める。また、指定医療機関の医療従事者等を対象とした研修や指定医療機関相互の技術交流等により、更なる医療の質の向上を図る。心神喪失者等医療観察法指定入院医療機関の医療観察法病棟について、防災・減災の観点から、必要な施設整備を実施する。アルコール、薬物、ギャンブル等依存症をはじめとする依存症患者やその家族等が適切な治療や必要な支援を受けられるよう、全国拠点機関において、依存症対策に携わる人材の養成や情報発信等に取り組む。都道府県等において、依存症の治療・相談支援等を担う人材育成、依存症相談拠点、依存症専門医療機関及び依存症治療拠点機関の選定・設置を行うことにより、依存症相談支援・治療体制、各地域における包括的な連携協力体制の整備等を推進する。また、依存症患者が救急医療を受けた後に適切な専門医療や支援等を継続して受けられるよう、依存症専門医療機関等と精神科救急医療施設等との連携体制を構築する。さらに、相談支援や普及啓発等に全国規模で取り組む民間団体の支援や依存症の実態を把握するための調査を実施するとともに、広く国民一般を対象に依存症の正しい理解を広めるための普及啓発を実施する。アルコール健康障害対策基本法及びアルコール健康障害対策推進基本計画に基づき、飲酒に伴うリスクに関する知識の普及啓発や、都道府県におけるアルコール問題に関する横断的取組を支援する。てんかんの治療を専門的に行っている医療機関を「てんかん支援拠点病院」として指定し、関係機関との連携・調整等の実施及び各支援拠点病院で集積された知見の評価・検討を行うため「てんかん全国支援センター」を設け、てんかんの診療連携体制を整備する。摂食障害の治療を専門的に行っている医療機関を「摂食障害支援拠点病院」として指定し、関係機関との連携・調整等の実施及び各支援拠点病院で集積された知見の評価・検討を行うため「摂食障害全国支援センター」を設け、摂食障害の診療連携体制を整備する。精神疾患を有する方への早期の専門的対応を充実するため、かかりつけ医や精神保健医療福祉関係者への研修を実施するほか、うつ病などの治療で有効な認知行動療法の研修を実施し、治療の質の向上を図る。新型コロナウイルス感染症の長期化に伴ううつ病等に対する精神保健上の支援(心のケア)を実施できるよう精神保健福祉センター等への支援を行う。発達障害児者の各ライフステージに対応する一貫した支援を行うため、地域の中核である発達障害者支援センター等に配置する発達障害者地域支援マネジャーの体制を強化することで、市町村や事業所等が抱える困難事例への対応促進等を図り、発達障害児者に対する地域支援機能を強化する。発達障害児者の診断に係る初診待機の解消を進めるため、発達障害の医療ネットワークを構築し、発達障害の診療・支援ができる医師の養成を行うための実地研修等の実施や医療機関におけるアセスメント対応職員の配置を進める。【令和3年度補正予算】・心神喪失者等医療観察法指定入院医療機関施設整備事業0・8億円①依存症対策の推進(一部再掲・2(2)参照)9・5億円(9・4億円)②アルコール健康障害対策の推進        【令和3年度補正予算】・新型コロナウイルス感染症に対応した心のケア支援 2地域移行・地域定着支援などの精神障害者施策、依存症の推進1精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築2精神科救急医療体制の整備          3制心の神喪整備失の等推の状進態で重大な他害行為を行った者に関する医療提供体4策ア等ルコの推ール進健康障害対策・薬物依存症対策・ギャンブル等依存症対76百万円(76百万円)及び地域生活支援事業等の内数19百万円(19百万円)19百万円(18百万円)     3       19百万円(19百万円)※参考:「令和4年度 障害保健福祉部予算案の概要」※本誌では通常西暦で表記していますが、この記事では元号で表記しています※( )内は令和3年度予算額 働く広場 2022.8厚生労働省 障害保健福祉部※(1)は7月号に掲載しました26省 庁令和4年度 障害保健福祉部予算の概要(2)

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