働く広場2022年10月号
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      事例4※支給にかかる要件や申請の期限などの詳細は、都道府県支部高齢・障害者業務課(東京、大阪は高齢・障害者窓口サービス課)にお問い合わせください。 当機構ホームページでも情報提供しています。https://www.jeed.go.jp/disability/subsidy D社の在職中に事故で頸椎を損傷したEさんは、生活や移動に車いすを必要とする身体障害者(1級)となりました。復職に際して、通勤時に公共交通機関を利用する場合は、最寄り駅までの移動に時間と体力を要するうえに、混雑時間帯での2回の乗り換えなどが課題となっていました。そこでD社は助成金を活用し、事業所近くのバリアフリー設備を完備した世帯用住宅をD社にて借り上げ、Eさんとその家族を入居させました。自力での通勤が可能になったEさんは、リハビリ出勤を経て無事復職してD社でこれまでの経験を活かして営業とそのサポートに活躍しています。このような助成金があります❶ 作業施設、作業設備などの設置または整備を行う ⇒ 障害者作業施設設置等助成金(事例1)❷ 福祉施設の設置または整備を行う ⇒障害者福祉施設設置等助成金❸ 雇用管理のために必要な介助などの措置を行う ⇒障害者介助等助成金(事例2)❹ 通勤を容易にするための措置を行う ⇒重度障害者等通勤対策助成金(事例3)❺ 職場適応援助者(ジョブコーチ)による支援を行う ⇒職場適応援助者助成金(事例4) FさんはG社にトライアル雇用で採用され、初めての職業生活を送ることになりましたが、社会人としてのマナーや健康状態、作業手順を覚えるのが苦手という不安を抱えていました。そこでG社は企業在籍型職場適応援助者(企業在籍型ジョブコーチ)の資格を有する社員のHさんを配置し、支援計画を策定して、必要なときにいつでもFさんを援助できる体制を整えました。 ジョブコーチのHさんはFさんの傍■■■らでマナーや健康管理面について助言したり、具体的な作業手順などをわかりやすく示したりと、就労上の課題を解消していきました。その結果、Fさんは正式採用されて社員として働くことになりました。働く広場 2022.10事例3〜通勤の負担を軽減するための住宅の賃借〜 【重度障害者等通勤対策助成金(重度障害者等用住宅の賃借助成金)】〜職場適応援助者(ジョブコーチ)による職場定着の支援〜【職場適応援助者助成金(企業在籍型職場適応援助者助成金)】13JEED INFORMATION

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