働く広場2023年1月号
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 ■■■■■■ ■■■■■■  ■ ミニコラム ※今号の「編集委員が行く」(20〜25ページ)は原委員が執筆しています。ご一読ください。あきる野市障がい者就労・生活支援センターあすくセンター長原智彦編集委員のひとこと第20回本紹介用し、現在24人が創作活動に取り組む。ギャラリーでは、アーティスト社員による絵画を季節ごとにテーマを変えて展示する。観覧は無料。ギャラリーが設置されている「アート村SHOP・青山」では、アーティスト社員のデザインによる各種グッズや、障害のある社員がつくった焼き菓子、有機野菜なども購入できる。ギャラリーとショップの営業時間は9時30分〜18時(土日・祝日を除く)。問合せは「アート村」まで(電話:03ー6734ー1093)。『異彩を、放て。「ヘラルボニー」が福祉×アートで世界を変える』福祉施設に在籍する知的障害のある作家たちとアートライセンス契約を結び、新しい形の事業を展開する「株式会社ヘラルボニー」(岩手県)。経営者である双子の松■田■文■登■さんと松■田■崇■弥■さんが『異彩を、放て。「ヘラルボニー」が福祉×アートで世界を変える』(新潮社刊)を出版した。重度の知的障害をともなう自閉症の兄と過ごした幼少時代から、アール・ブリュットとの出会い、ブランドの誕生、さまざまなプロジェクトの舞台裏まで、ヘラルボニーの原点と軌跡をたどる。四六判191ページ、1650円(税込)。今回の長野県の取材にあたって、久しぶりにお会いできた先生がいる。昨年度まで長野県長野養護学校の校長をされていた小■林■智■明■先生である。現在は、長野市の地域・市民生活部、人権・男女共同参画課の職員として、若■穂■隣■保■館■の館長として働いている。先生との出会いは、2004(平成16)年10月に長野市で2日間開催された「ながの就労・雇用支援セミナー」だった。このセミナーは、独立行政法人福祉医療機構(WAM)の助成事業として行われた。初日の基調講演は、当時の大阪市職業リハビリテーションセンター所長の関■宏■之■さん、パネルディスカッションのコーディネーターは、本誌の編集委員でもある松■爲■信■雄■さんで、全国の就労・雇用支援をしている方々をパネリストとしてお呼びした。2日目は、県内のネットワークをテーマに、就労・雇用の取組みをされている方々をパネリストとしてお呼びした。小林先生も養護学校の進路指導主事として参加された。このセミナー後に特別講座として、小林先生がコーディネーターとなり、東京都の養護学校のネットワークと個別移行支援計画(後の個別の教育支援計画)を紹介してくださった。今回の再会にあたって小林先生は、当時のセミナーの貴重な資料を持ってきてくださった。そこにはセミナー開催までの経緯が書かれており、「ネットワークは必要としている自分たちがつくっていくものなのです」という言葉があった。同様に、「地域」はそこに暮らす人が必要とする「つながり」をつくり出すことで、求める「地域」となるように思う。小林先生は、隣保館で陶芸を始めることで、地域の人たちが参加できる新たなつながりをつくり出そうとしている。■■地域は「つなぐ・つながる」ことで「地域」となるマスコットキャラクター佐賀アビリンピック京都広島香川働く広場 2023.1東京都、京都府、広島県、香川県、佐賀県*部門ごとに開催地・日時が分かれて いる県もあります*  は開催終了※新型コロナウイルス感染症の影響により、変更する場合があります。地方アビリンピック検索東京312022年度地方アビリンピック開催予定1月〜2月

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