働く広場2023年2月号
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なぎかわろや 5しとたるいんうぶるしわ なぎを担当。ホテル内レストランの接客を見て自分もやってみたいと挑戦し、地方大会4回目で金賞となり、今回が初の全国大会出場だ。職場では「すごい。今度から接客もしてみたら」と激励されたという。「最陽は規きさん(和歌山県)は、オフィスアシ初は緊張しましたが、競技中にチームで声をかけ合い、だんだん楽しくなってきました。来年もがんばりたいです」と笑顔で話していた。 「オフィスアシスタント」の競技課題は、配布物の準備(20分)、発送書類の封入(30分)、社内便の仕分け(10分)の3課題。特別支援学校時代から出場している西に川かスタントに関連する仕事をしたいと地元銀行の特例子会社に入った。いまはパソコン業務を担当しているが、自宅で練習を続けてきたという。競技後、「今回は落ち着いてうまくできたと思います」と笑顔で語っていた西川さんは、念願の金賞に輝いた。 「製品パッキング」は、商品を梱包する箱や緩か衝し材ざの組立てと組込み作業を競う。緩衝材の組立て・結束25セット(30分)、小箱・中箱・化粧箱・外箱の組立て・組込み・セットアップ梱包4梱包(60分)の2課題だ。畑は本も義よ晴はさん(岡山県)は長年、就労継続支援A型事業所で紙器づくりに従事してきた経験を活かし、初挑戦で全国アビリンピックに出場。競技前は「ふだん通りにできそうです」と笑顔を見せた。同行していた事業所の運営代表者は「地域の人たちにも私たちの活動を知ってもらいたいとアビリンピックに挑戦しました。県大会では仕上がりのよさを評価されたのも自信になりました」と語っていた。同じく全国アビリンピッょうク初出場の栁や沢さ隆た弘ひさん(長野県)は、大手精密機器メーカーの特例子会社で働く。競技後に「会社の同僚たちが出場する姿が刺激になり、挑戦しました。全国大会のレベルは高いですが、またがんばりたいです」と話していた。 「ワード・プロセッサ」は、ワード2019を使い、和文文書の作成(80分)と英文文書の作成(60分)について作成見本と作業指示書を見ながら文書の完成度を競う。市役所に勤める相そ馬ま伸の映えさん(青森県)は、もともとワード関連の資格を持ち、通っていた就労継続支援B型事業所でアビリンピックへの挑戦をすすめられたという。「職場では集中しすぎて時間を忘れるので周囲に声かけしてもらっています。全国大会はレベルが高いと思いますが、競技を楽しみたいです」と競技前に笑顔で話していた。知的障害のある選手が対象の「パソコンデータ入力」は、アンケートの入力、文書修正、帳票等の作成の3課題(各30分)で速さと正確さを競う。柳や綺あ佳かさん(山口県)は、情報システム関連会社に就職する前からアビリンピックに挑戦し、3回目の全国アビリンピックだという。「毎日自宅で1時間ほどタイピング練習をしてきました。職場でもアビリンピックのことを知ってもらい、応援してもらって●ワード・プロセッサ/パソコンデータ入力/パソコン操作/表計算「製品パッキング」栁沢隆弘さん(長野県)「パソコンデータ入力」柳綺佳さん(山口県)「オフィスアシスタント」金賞、西川陽規さん(和歌山県) 「ワード・プロセッサ」相馬伸映さん(青森県)「喫茶サービス」渡辺大輝さん(新潟県)畑本義晴さん(岡山県)「製品パッキング」「ビルクリーニング」齋藤友博さん(福島県)

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