働く広場2023年3月号
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※支援マニュアルは令和5年3月に発行を予定しています。働く広場 2023.3 令和4年度は、高次脳機能のうち記憶、情報処理等すべての認知機能の基盤となる注意機能に着目した支援技法を開発します。高次脳機能障害のある方が、①ご自身の注意障害の特徴を知り他者に説明できるようになること、②注意障害を補う対処方法を習得し、職場に求める配慮事項等を整理できるようになることを目的とした学習カリキュラムを開発し、支援マニュアルとして取りまとめます。 本カリキュラムでは、注意障害に対する知識を付与し、作業場面で生じる注意障害に起因する課題への気づきをうながします。そのうえで、注意障害の特徴に応じた対処方法を用いることにより課題の解決を試みたうえで、職場での配慮事項などをまとめた「注意の特徴まとめシート」を作成します。 巻末には、各種講習資料のほか、高次脳機能障害者や支援者にとって使いやすい各種資料を添付します。 令和4年度は、うつ病等の休職者の職場復帰において、「健康的で安定した働き方」を目ざすための支援技法を紹介しています。①キャリア講習の改良、②働くうえで必要な基礎的な力を理解することを目的とした社会人基礎力講習の開発、③テレワーク下での生活習慣や体調の自己管理、スケジュール管理等のセルフマネジメントに焦点を当てた講習を試行し、これらを支援マニュアルに取りまとめます。 巻末には、各種講習資料のほか、多角的にキャリアの振り返りが行えるワークシート、社会人基礎力レーダーチャート、テレワークで発生する課題への対処方法リストなどを添付します。<お問合せ>独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構【気分障害等の精神疾患で休職中の方への支援技法】仕事の取組み方と働き方のセルフマネジメント支援障害者職業総合センター 職業センター 企画課 TEL:043-297-9043【高次脳機能障害がある方への支援技法】注意障害に対する学習カリキュラムの開発13

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