働く広場2023年3月号
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 「歯科技工」に出場する三み津つ橋は幸ゆ勇おさん(59歳)は、 「家具(基礎)」に出場する深ふ見み尚な生きさん(20歳)は、「本ょうくみなぶ かお んきままと しき 2023(令和5)年3月22日(水)から25日(土)16まで、フランス共和国メッス市において「第10回国際アビリンピック」が開催される。今大会では、24カ国の選手が44種目で職業技能を競い合い、日本からは17種目30人の選手が競技に挑む。派遣選手は、第36回から第39回の全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)の金賞受賞者も招へいし開催された、第40回全国障害者技能競技大会の成績優秀者から選出された。北海道札幌市で歯科技工士として働く技工歴38年のベテラン。国際アビリンピックへの参加を通して「なおいっそう技術を磨き、仕事にもその経験を活かしたい」と語る。愛知県豊田市にある自動車メーカーの特例子会社からは、「英文ワープロ」で山や本も巧たさん(39歳)、「写真撮影(屋外)」で小こ島じ未み来きさん(23歳)の2人が出場する。山本さんは、「国際大会を最大限楽しみたい。挑戦するからには、金メダルを獲りたいです」。小島さんは、「いろいろな国の選手と感性を競う機会は滅多にないので楽しみたい。練習では撮影だけではなく、写真編集ソフトの操作にも力を入れています」と語る。沖縄県南な城じ市の企業で働く伊い敷し学まさん(35歳)は「コンピュータプログラミング」に挑む。「緊張していますが、特別な経験ができる貴重な機会ととらえています。日本代表として、よい成績を出したいです」と語る。番で練習の成果を発揮するために、練習の時点から完璧を目ざしていきたい」と語り、神奈川県横浜市にあるオフィス家具や店舗什器の製造を行う木工工場で働きながら、練習に取り組んでいる。技能・技術を磨き、国際アビリンピックに挑む派遣選手の活躍に期待が集まる。聴覚障害のある三津橋さんは、勤務先の顧問にすすめられてアビリンピックに出場。全国大会へと進み、金賞を獲得した同僚とアビリンピックマスコットキャラクターのアビリスを囲んで記念写真三津橋さんは、勤務先の歯科技工所で硬質レジン前装鋳造冠の作成を担当している働く広場 2023.3

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