働く広場2023年6月号
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ちま おかわまらい  しき つくもきなぶ活かさん(青森県)は、趣味のゲームをきっ花材・グリーン・装飾品を用いて、テーマに合う作品三つ(身に着けるアクセサリー、花束、高さ1・5m以上の造形物)を製作。2日間で計6時間。参加選手11人。選手団の旗手を務めた田中達也さんは、技術向上のために通い続けている教室に、国際大会のため週3日集中的に通った。「自分は作業がていねいになりすぎるのが課題なので、時間を意識するようアドバイスされました」と話していた。手首に巻きつけるような花飾りが印象的だった。山や口ぐめぐみさん(愛知県)は、勤務先では高級車のシート縫製作業を担当している。ろう学校1年次だった2012年の第33回全国アビリンピックで金賞を獲って以来、アトリエに通って10年だ。「どんな素材でも自分のつくりたい作品をつくれるよう、軸をぶらさずに取り組みたいです。他国選手の作品からもよい刺激を受けられたら」と話していた山口さん。造形物の幅について指摘を受け、つくり直すというハプニングがあったが、しっかりと完成させた。歯の印象材から補てつ(クラウン、リング、ブラケット)を製作。2日間で計6時間。参加選手4人。三み津つ橋は幸ゆ勇おさん(北海道)は、歯科技工歴約40年。「北海道代表として一緒に出場した後輩は残念ながら選考に落ちてしまったので、その分もがんばりたいです」と話していた。競技後は「昨日は少し失敗してしまったが、今日はがんばって仕上げられました」と笑顔を見せてくれた。中な川が直な樹きさん(埼玉県)は、職場では高難度の歯型づくりも任されている実力者。競技前に「国際大会では、時間の配分に気をつけたい。いまの自分の実力を世界がどんなふうに評価してくれるのか楽しみです」と話していた。中川さんが、日本選手団で唯一となる金メダルに輝いた。プログラミング言語およびデータベースを使って単語検索システムのアプリケーションプログラムを作成し、与えられた課題を行う。制限時間6時間。参加選手7人。伊い敷し学まさん(沖縄県)は、沖縄職業能力開発大学校で計4年間プログラミングなどを学び、職場では社員のパソコンのセットアップや社内外のホームページの修正などを担当。「国際大会では初めて使うアプリケーションも多いので、使い方などを学んできました。これを機に仕事の幅も広げたいですね」。角か田た智とかけに高校生のころからほぼ独学でプログラミングに取り組んできたという。所属するNPO法人事業所では木工品の製作をしている。「今回は、課題に関する周辺技術も、独学でスキルアップしてきました」。レベルの高い競技で2人とも入賞にはおよばなかったが、学びは多かったようだ。基礎的な回路の作成とテストを実施。電子スキームやガイドライン、産業分野の知識にしたがって回路を接続する。2日間で計6時間。参加選手7人。小お倉ぐ怜れは、大手電機関連会社の同僚。国際大会に向け、2人は通常業務から離れ、専門の先生の指導を受けて半年間毎日特訓してきた。小倉さんは「電気関連に強い会社らしく、先輩たちに教わりながら勝ち抜いてきたことをうれしく思っています」。島田さんは「JAPANと書かれたユニフォームを着て、代表なのだという実感が出ました」。2人によると、会社の方針さん(三重県)と島し田だ美み穂ほさん(三重県)〈フラワーアレンジメント〉〈歯科技工〉〈コンピュータプログラミング〉〈電子機器組立〉働く広場 2023.6「歯科技工」中川直樹さん(埼玉県)「歯科技工」三津橋幸勇さん(北海道)「フラワーアレンジメント」山口めぐみさん(愛知県)「コンピュータプログラミング」角田智活さん(青森県)「フラワーアレンジメント」田中達也さん(新潟県)「コンピュータプログラミング」伊敷学さん(沖縄県)10

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