(Microsoft Excel害者を採用する際に「チェックした・重視した」または「チェックした・(重視するかどうかは)対象者によって違った」と回答した項目を設定しています。 「就労支援のためのアセスメントシート」で作成)は次の内容で構成されています。なお、本シートは就労の可否や就労可能性の高低を評価したり、特定のサービス等への振り分けを行うために使用するものではありません。Ⅰ.就労に関する希望・ニーズ(10領域33項目):過去の職業経験や希望する働き方等を聞き取ることを通して、就労に関する希望・ニーズを把握します。Ⅱ.就労のための基本的事項(3領域44項目):多くの職場において必要とされる基本的な作業遂行(例:指示された手順に従って作業する)、職業生活(例:職場の規則を守る)および対人関係(例:相手や場に応じた挨拶をする)に関する現状を把握します。評価項目のうち、17項目は上記の企業調査において回答企業の50%以上が障害者を採用する際に「チェックした・重視した」と回答した項目であり、すべての支援対象者のアセスメントに使うことを推奨する「推奨項目」としています。また、回答企業の50%以上が障害者を採用する際に「チェックした・重視した」、または「チェックした・対象者によって違った」と回答した27項目は、対象者の状況に応じて選択してアセスメントを行う「選択項目」としています。Ⅲ.就労継続のための環境(10領域53項目):就労継続を妨げる要因の見通しを発生予防的な観点から検討することで就労継続のための望ましい環境を明らかにします。チェック項目は上記の就労支援機関調査および企業調査で把握した「就労継続を妨げる要因」に基づき作成しています。具体的には、「職務への適応」、「労働条件の設定・変更」、「職場の人に障害のことを理解し配慮してもらうこと」、「職場の設備・機器等」、「職場のルールや指示を理解し守ること」、「職場での適応行動・態度」、「体調、疲労・ストレス、不安、感情コントロール等」、「症状の悪化・再発、二次障害」、「家族のサポート、家庭環境の変化、友人等との関係性」、「職場の人間関係」という10の領域Ⅳ.アセスメントトレングスに気づき、支援者とともに必要な支援や配慮を整理することにより、自分の能力が発揮でき、安心して働き続けることができる職場環境を構築するためのツールとして開発しました。本シート(※1)は、障害者職業総合センターホームページに公開していますので、ご関心のある方はぜひダウンロードしてご活用ください。68」(※2)も同ホームページからご覧いただけます。から項目を構成しています。結果シート記ⅠからⅢの三つのシートに入力したおもなアセスメント結果が自動表示されます。加えて、対象者の就労意欲、自分の特徴に関する対象者の理解の状況などを含む総合的な所見を中心に入力するための「総合協同所見」欄が設けられています。本シートは一人でも多くの障害者が自らのス本レポートの元となる「調査研究報告書№1「就労支援のためのアセスメントシート」の構成4 最後に※2 https://www.nivr.jeed.go.jp/research/report/houkoku/houkoku168.html◇お問合せ先:研究企画部 企画調整室(TEL:043-297-9067 E-mail:kikakubu@jeed.go.jp) 3:上図1 「就労のための基本的事項」の記載例図2 「就労継続のための環境」の記載例働く広場 2023.829
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