働く広場2023年9月号
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POINT障害者雇用を進めていくためにも「店舗を支える仕事で」という考えを重視1チームで仕事をすることで障害者スタッフの活躍をうながし、人材不足の解消も2「全店の清掃をF&LCサポートでやってほしい」といわれるまでに3■■充■さん。 「スシローで働き続けたことで、辛抱強さが身についた。疲れてしんどいなあと思っても最後まで働けているから」自信に満ちた表情でそう語るのは形■山■形山さんは、大阪市内の特別支援学校■  ■■ ■■■ を卒業後、「株式会社あきんどスシロー」(以下、「あきんどスシロー」)に入社、スシロー杭■■全店(大阪市)に配属された。今年で8年目になる。取材にうかがった日の形山さんは、11時から17時までのシフト。「たこわさび」、「あん肝」、「まぐろユッケ」、「カニ風サラダ」の異なる種類の軍艦巻きを、同時に手早く仕上げる谷■信■彦■さん。文字通り「なくてはならな仕事ぶりを披露してくれた。仕込み、洗浄、炊飯、フライヤー、握り、デザートづくりなどキッチンの仕事はすべてできるとのことである。形山さんは、特別支援学校在籍時に同社で職場体験実習をした際、当時の店長から商品製造の手ほどきをしてもらったそうだ。そのかいあって「形山さんはスタッフのなかでもベテラン。学生のアルバイトが2〜3年で交代してしまうなかで、本当に助かります」と、現店長の曽■い人財」になっている。これは杭全店にかぎったことではない。回転すしの「スシロー」を展開するあきんどスシローでは、2023(令和5)年7月現在、252人(身体障害3人、知的障害204人、精神障害45人)の障害のあるスタッフたちが、全国の店舗で戦全国のスシローで障害者スタッフが活躍働く広場 2023.9形山さんは、キッチン内の仕事をこなすスシロー杭全店店長の曽谷信彦さん★本誌では通常「障害」と表記しますが、株式会社FOOD & LIFE COMPANIES様のご意向により、発言内は「障がい」としていますスシロー杭全店スシロー杭全店で働く形山充さん21

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