I力となってお店を支えている。 「株式会社F■&■L■C■サポート」(以下、「F&LCサポート」)は、2022年7月に「株式会社F■OOD子会社として設立され、2023年1月に特例子会社としての認定を受けている。このほかに「株式会社あきんどスシロー」、「株式会社京■樽■」、「株式会社F■OOD&■■■■■&■■■■■■■■ &I■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■I■L■I■FEI■NNOVATONS」を加えた5社で、障害者雇用率算定のグループ適用を受けている。F&LCの人財部人財開発課課長であり、F&LCサポートの事業部長でもある森■嶋■咲■野■さん、F&LCサポート事業副部長の荒■木■慶■さんに、特例子会社設立の背景をうかがった。 「あきんどスシローでは、2010(平成22)年から全国の店舗での障がい者雇用を積極的に進めています。いまの店長たちは、ほとんどといっていいほど障がい者スタッフと働いた経験があるのではないでしょうか。その経験は大きいですね。店長は、障がい者スタッフたちはきちんとお店を支えてくれる人財であることを肌で知っていますので、スタッフの受入れにとても前向きなのです」と森嶋さん。 「店舗は障がい者スタッフを必要としている。必要とされている場所、仕事で障がいのある方に働いていただく。これが本来の姿だと私たちは考えます。ですから店舗での障がい者雇用を積極的に進めていきたい気持ちは、いまも変わりません。けれども障がいのある応募者はここ数年減少するばかりでした」と荒木さん。体を使う仕事や、土・日曜日にも働く仕事は、事務職の求人に比べると敬遠されやすく、その傾向が年々顕著になっている。あきんどスシローでもそういった影響を受けて、採用には苦戦していた。それだけではない。 「店舗の仕事はどうしてもマルチタスクが求められます。しかも、それを一定のスピード感でこなすことを期待されます。それができる応募者は、決して多くはありませんでした。さらには、『京樽』や『回転寿司みさき』を展開する『株式会社京樽』、寿司居酒屋『杉■玉■』を展開する『株式会社FOODも、COMPANIES(当社グループ)に加わりました。COMPANIES全体で社会的責任を果たしていく必要がありましたが、持ち帰り鮨店の京樽と回転寿司店のみさきの店舗は小規模なものが多く、杉玉は居酒屋業態です。スシロー以上にマルチタスクが要求される業態が加わり、課題はさらに大きいものとなりました」と荒木さんは話す。 「必要とされている場所で障がいのある方に働いていただくという方針は大切にしながらも『まったく新しい発想』で、 LIFENNOVATNONS』店舗で働きたい障害のある人が減ってきたC■O■M■PANIES」(以下、「F&LC」)のL■IFE働く広場 2023.9株式会社F&LCサポートが入る株式会社FOOD & LIFE COMPANIESの本社F&LCサポート事業副部長の荒木慶さんF&LCサポート事業部長の森嶋咲野さん22
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